RFT-2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 09:54 UTC 版)
3年半をかけた新型の繊維強化気球の開発によって気球破裂対策を行い、1992年に再び実験が行われた。2月15日午前6時4分にB15-79(RFT-2)に搭載されて鹿児島宇宙空間観測所Μ台地から放球され、高度18kmまで上昇した。水平航行に移行した後、午前8時にゴンドラを分離、1秒後にブースタに点火、実験機を打ち上げた。実験機はその後高度67kmまで上昇し、予定通りの再突入実験が行われた。ガスジェットスラスタによる制御フェイズ、空力制御フェイズへの遷移を順調にこなし、空気力による飛行状態へと移行した。減速を行った後に滑空状態を継続する予定であったが、この段階において予期しない回転運動が発生した。数回回転した後に通常の滑空状態へと戻り、その後予定のコースは外れたものの滑空状態を続け、滑空時の状態については想定通りの結果が得られた。
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