松並木の維持とは? わかりやすく解説

松並木の維持

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 00:57 UTC 版)

天橋立」の記事における「松並木の維持」の解説

天橋立松並木雪舟筆『天橋立図』に描かれ以降絵画でも同様であることから、安定した容を保ってきたと推定される。現在、天橋立には5,000本から8,000本の生えている。 海岸線における松並木といえば防砂林薪炭供給用の人工林であることが多い。ところが宮津湾においては丹後半島守られる地形により北西季節風影響少なく由良川河口見られるのみである。季節風影響強く受ける丹後半島北東部に、京都府京丹後市久美浜町小天橋のような松林見られることとは対照的である。天橋立砂州の幅が狭く集落などがないため防砂林性格は薄い。また薪炭供給地としての役割与えられなかった。阿蘇海北岸国分寺置かれ古代から中世にかけて一帯府中という丹後政治経済中心地であった薪炭供給地であれば近世京都平安京周辺山林禿山であったように、近くて山を登る必要のない天橋立松林残らないはずである。『正保丹後国絵図』の写しによると、供給地前述のように世屋地区など宮津市北部であった付近ではコナラクヌギ優勢であることなどから、長年にわたり供給が行われたと考えられるまた、松林維持されたのは伐採制限があったことを理由とする。府中地区には籠神社真名井神社などが集まり禁足地である山林所有していたことから、天橋立松林神聖な場所として扱われていたと考えられた。近代以降観光地名勝地としてさらに保護されるようになっていった。

※この「松並木の維持」の解説は、「天橋立」の解説の一部です。
「松並木の維持」を含む「天橋立」の記事については、「天橋立」の概要を参照ください。

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