東京都立多摩図書館
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「東京都立図書館」の記事における「東京都立多摩図書館」の解説
東京都立多摩図書館(とうきょうとりつたまとしょかん)は、東京都国分寺市泉町2-2-26にある公共図書館。東京都立図書館館則第2条に基づき、中央図書館の統括の下、主として雑誌および児童資料、青少年資料等に関するサービスを担う。 都立八王子図書館、立川図書館、青梅図書館の3館を統合し、1987年(昭和62年)5月に立川市錦町6-3-1に開館した。開館の経緯については#歴史節を参照のこと。2011年(平成23年)1月に東京都教育委員会は都立多摩図書館の施設の老朽化や収蔵能力の問題などにより国分寺市内の旧・日本国有鉄道施設(中央鉄道学園)の跡地である都有地に移転することを発表し、この時点では2016年(平成28年)3月に新館を開館予定と発表していた。しかし、新館の敷地内での旧施設の基礎の撤去などに手間取ったことから、2014年(平成26年)8月の着工となったため、2015年(平成27年)4月に新図書館の開館時期を2017年(平成29年)1月に延期すると発表した。2016年12月19日をもって立川市の施設を閉館し、2017年1月29日に移転オープンした。 『東京マガジンバンク』と称する、公立図書館としては最大規模の雑誌の専門サービスを展開しており、約17,000誌の雑誌を所蔵、534誌が閲覧に供されている。都立図書館の再編にともない、中央図書館との奉仕機能の分担が、中央 - 都区部および島嶼部、多摩 - 多摩地域の地理別分担から、中央 - 統括機能その他すべて、多摩 - 雑誌及び児童・青少年図書の機能別分担へと転換しており、『東京マガジンバンク』は2009年(平成21年)5月に開設された。一方で、多摩図書館が所蔵していた地域資料については、都市・東京資料の集中化の方針に基づき2008年(平成20年)に中央図書館へと移転している。 「多摩図書館」という名称から多摩市に所在すると勘違いされることが多いが、上述の通り所在地は国分寺市であり、多摩市とは無関係である。館名の「多摩」は多摩地域のことを意味する。
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