最後の兵力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 07:19 UTC 版)
「ジャバウォッキー (漫画)」の記事における「最後の兵力」の解説
ロシア帝国内に住む恐竜の一団のこと。ロシアに非常時の戦力として仕える代わりに、ロシア内に定住を認められた恐竜の氏族達を示す。この契約関係は古くはビザンティン帝国の頃からあり、その契約は「双頭の鷲」に表されて、ロシア帝国に受け継がれた。共に王冠を頂く2つの頭の鷲は、片方が人間、片方が恐竜を表し、1つの国家に人間と恐竜の2つの国があることを示す。また双頭の鷲の中央に据えられる「聖ゲオルグの竜退治」は、恐竜と人間の契約の力関係を言う。 兵力の指揮権はロシアの恐竜達の王子に与えられており、ロシア皇帝の持つオーブはその王子の卵である。ロシア皇帝がその卵を持つということは、即ち「最後の兵力」の指揮権をロシア皇帝が持つということになる。逆に、オーブを持っていれば、それがテロリストであろうと最後の兵力はその人物に従うということでもある。 イワン・ミハイロヴィッチ・ドーロホフ 「HIDDEN DRAGON」に登場。ロシアの反体制テロリスト組織「人民の意志」の一員と目される、鉄仮面の男。オーブを盗み出し、最後の兵力を味方につけた。その咎で、ロシアの要請を受けた英国情報部、そしてイフの城に追われることになる。練兵と称し、最後の兵力で人間の村を襲わせるなどしていた。 その正体は人間ではなく、サバタと同じオヴィラプトル。卵喰いとして虐げられ、恐竜の胴体の形をした檻の中で、好色な王が次々と産ませる卵を間引きしていた。その目的も革命などではなく、自らを虐げた最後の兵力の恐竜達と、恐竜を抑圧する人間同士を、オーブを使って殺し合わせることだった。 非常に自己中心的な思考の持ち主。一方で体術に優れ、リリーを圧倒したばかりか、サバタに対しても、構えた銃を一瞬で分解したり、銃を手で押しのけて射線を逸らすなどして、銃撃を完全に捌ききった。 一度はサバタを殺したと思われたが、サバタは死んでおらず、リリーの投げたロン・デ・フェゴ(火の酒)の中に入っていた拳銃で撃ち殺され、死亡する。 最期まで「虐げられたのは自分1人」との妄執にとりつかれたままだった。 トゥーゾ パキケファロサウルスの氏族で、パキケファロサウルス、プロトケラトプスで構成される30人ほどの村を統べる。最後の兵力の指揮権はオーブを持つ者にあるとして、ドーロホフに従った。 分厚く頑強な頭蓋骨を持ち、ナイフはおろか拳銃を受けても物ともしない。頭突きで扉やレンガの窓枠を破壊することもできる。 自らの仲間とともにリリーを追い詰めるが、乱入したサバタの銃弾を受ける。一度は耐えたが、同じ場所に2発弾丸を食らったことで、弾が頭蓋骨を貫通。死亡する。 元はアラスカで暮らしていたが、1867年に当地がアメリカに売られたために、氏族を連れロシアに渡った。その後、プロトケラトプスの氏族を吸収合併した。 カントレ ドーロホフについた氏族の村の族長。村はチンタオサウルスとシッタコサウルスで構成され、兵員の人数は40人とドーロホフについた中では最も多い。 ヘンゾ ドーロホフについた氏族の村の族長。村の兵員は少ないが、モノロフォサウルスの氏族で構成されており、高い兵力を有する。 コープラ、ドノマ ドーロホフについた氏族の村の族長。どちらの村の氏族かは不明だが、マメンチサウルスの氏族が所属している。
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