最初の銃声とは? わかりやすく解説

最初の銃声

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 06:29 UTC 版)

レキシントン・コンコードの戦い」の記事における「最初の銃声」の解説

ピトケアンは刀を振り回しながら騎乗し前進し叫んだ解散し反逆者ども。こんちくしょうめ!武器捨てて解散しろ!」パーカー大尉言いつけに従うよう部下告げたが、混乱や、叫び声、それにパーカー結核特有のかすれ声のために、彼の言うことを聞いていない者もいたし、ゆっくりとその場立ち去ろうとする者もいた。しかし誰も武器は置かなかった。パーカーピトケアン部下発砲しないよう命令していたが、どこからと特定できない1発の銃弾発射された。 イギリス正規兵の証言によれば酒場垣根背後かあるい建物の隅にいた植民地見物人の中から最初発砲があったと言ったレキシントン民兵証言では馬に乗っているイギリス軍士官一人発砲したと言った。どちらの証言一致していることは、直接面と向き合っている部隊からの発砲では無かったということである。レキシントンでは後にソロモン・ブラウンという人物酒場の中から発砲したというまことしやかな伝説ができた。イギリス兵には「威嚇射撃」を行うよう命令出され、これが両軍交戦つながったという恐らくは作られ伝説もある。最近の研究でも、偶発的な攻撃であるとか、複数の特に関連性はない「最初の1発」が両軍からあった、というような可能性焦点置かれている。実のところ当時も現在も誰がアメリカ独立戦争最初銃弾放ったかは明らかでない。 この場の目撃者によれば両軍から何度間欠的な銃撃が行われた後に、イギリス正規兵は命令されることもなし一斉射撃始めた民兵中には初めのうち、イギリス兵が火薬だけの空砲銃弾放っていないと思っている者もいたが、本気であることが分かる数人民兵達も応射し始めた残りの者は命を惜しんで逃げ出したピトケアンの馬は2発の銃弾受けたイギリス兵は銃剣での攻撃切り替えたパーカー大尉従兄弟ジョナス突き刺されるのを目撃した。8人のマサチューセッツ人が殺され10名が負傷したのに対しイギリス兵は1名が負傷したけだった殺された8人はアメリカ独立戦争での最初の犠牲者となった。彼らはジョン・ブラウン、サミュエル・ハドリー、キャレブ・ハーリントン、ジョナソン・ハーリントン、ロバート・マンロー、アイザック・マジー、アシャエル・ポーター、およびジョナス・パーカーであった。ジョナソン・ハーリントンは銃弾瀕死の重傷負い這って自分の家まで戻り、その上がりで息絶えた負傷者一人、プリンス・エスタブルックは町の民兵仕え黒人奴隷だった。 広場ピトケアン部隊指揮官命令を聞かなくなっていた。かれらはあちこち向けて発砲し民家入ろうともしていた。マスケット銃の音を聞いてスミス中佐擲弾兵中隊の所から馬で前に出てきた。スミス直ぐに鼓手を見つけて集合太鼓を鳴らさせた。擲弾兵その後直ぐに到着して一旦集合し歩兵隊最後一斉射撃を撃つことを許されその後隊列立て直してコンコード向けて進軍始めた

※この「最初の銃声」の解説は、「レキシントン・コンコードの戦い」の解説の一部です。
「最初の銃声」を含む「レキシントン・コンコードの戦い」の記事については、「レキシントン・コンコードの戦い」の概要を参照ください。

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