昼夜間定時制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 20:50 UTC 版)
「東京都立新宿山吹高等学校」の記事における「昼夜間定時制」の解説
定時制課程は昼間3部、夜間1部の四部制である。 普通科のほか都立高校では唯一の情報科が設置されている。 授業の時間割は、条件を満たす中で、生徒各々が自由に科目を選択する。情報科に関しては、卒業に必要な単位中、情報科専門科目の必須単位数が定められている。 三修制(単位制)のため標準では3年間から4年間で卒業が可能であり、2学年相当枠での転・編入学者の場合、最短2年での卒業が可能である。 生徒の年齢層は夜間に限らず昼間部も幅広い。そのため以前は託児所や喫煙所もあった(2005年度に東京都の条例のため喫煙所は廃止された)。 なお、学習困難者を対象としたエンカレッジスクールや不登校経験者を対象としたチャレンジスクールではない。同じ昼夜間定時制でもチャレンジスクール・チャレンジ枠が過干渉なのに対し、不干渉、徹底した自己管理および自己責任を売りにする高校でもある。 学校行事などは自由参加が基本である。また、修学旅行などは参加希望者が少ない場合行われない年度も存在する。 一般の高校に見られる、担任の強制的な面談や、保護者への定期的な連絡・面談、チャイムによる時間の管理などは、一切行っていない。よって、生徒の自己管理能力や遵法意識および未成年であっても保護者からの自立意識が一般の高校以上に要求される。 昼夜間定時制の一般入試においては東京都の共通問題が使用されている。合格難易度は部や学科によってかなり差があり、普通科の1部・2部などは高い学力が要求される。 情報科のみ定時制では珍しく推薦入学試験が行われている(推薦入学は中3の現役入学者のみ対象)。 都教委などからの指定を受けた進学校に該当しない都立高校の中では比較的、大学進学を選択する生徒が多い学校であり、これまで国公立大学や近隣の早稲田大学など難関私立大学にも多くの合格者を出している。なお、他の多くの都立高校同様、進学に特化した授業が行われている学校ではない(進学を希望する生徒の多くは学習塾・予備校や通信教育を利用している)。定時制課程では、既に仕事をしている生徒の他、専門学校に進学する生徒も多い。
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