明治初期〜町村制施行までとは? わかりやすく解説

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明治初期〜町村制施行まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 20:41 UTC 版)

藤戸町」の記事における「明治初期〜町村制施行まで」の解説

明治2年版籍奉還後、同2年旧藩廃止された。藤戸地域治めていた岡山藩では事実上大庄屋名主五人組頭などの役職・名称を廃止して、同3年から大里正・里正目代役職・名称を用いていることが、中島本家中島貢氏)や旧藤戸町役場などの所蔵文書確認されている。当時天城村大里正は中島賢吉、藤戸村大里正は日笠一郎であった明治4年7月廃藩置県により、当時岡山県12777、うち児島郡91(高5万石余)からなっていたが、同5年11月岡山県41区に分かち戸長置いて区を支配させることとした。うち児島郡は第36区から第41区までを6区分けた。そして区の下に小区を置き、副戸長をおいて支配させることとした。児島郡44小区からなっており、藤戸村粒江村と第362番小区を、天城村は同区4番小区をなしていた。そして日笠一郎中島賢吉とは大里正から引続いてそれぞれ36区(6番小区まで)と第37区(3番小区まで)の戸長となっている。 同7年3月岡山県16ヵ所の会議所を置き、種々の問題審議することとした。児島郡では第13番会議所36区・37区)が藤戸村藤戸寺に、第14番会議所38区・39区)が尾原(現、倉敷市尾原)に、第15番会議所40区・41区)が八浜村(現、玉野市八浜)に置かれた。そして区長・副区長(2〜3区いずれか一名)、戸長副戸長(1〜2小区正副一名ずつ)、保長一村一名)、甲長25戸に一名)を置き、それぞれの区域治めさせた。 同10年11月区長戸長廃し会議所廃止して、区務所と戸長役場設置された。従来区制代りに郡を1区とした大区児島郡は第7区)と、戸長役場区域児島郡11区域)とが新たに策定された。区務所には区長置いて区内事務取り扱わせた。児島郡区役所迫間村(現、玉野市迫間)に設置された。戸長役場には戸長2名を置いてその区域事務取り扱わせた。戸長役場区域は数力から十数にわたり、各には副戸長1〜2名を定めて村内事務とりまとめた。藤戸村天城村は、福江村曽原村串田いずれも現在は倉敷市郷内地域内)・粒江村粒浦八軒屋黒石村いずれも現在は倉敷市粒江地区内)・浦田村(現在は倉敷市葦高福田町各地区内)の々と第10戸長役場属していた。第10戸長役場戸長井上信一郎と山本省三藤戸村副戸長星島寛、天城村副戸長小川馬太郎安田竹太であった。 同11年7月には郡区町村編制法制定され従前区割廃して新しく郡区町村編制し新たに郡長区長戸長を置き、戸長町村民の公選により、その町村事務を執った。児島郡90からなり役所味野村(現在は倉敷市児島地域味野地区内)に置いた天城村戸長井上信一郎(のち同15年県会議となる)・中島源太郎安田竹太らが勤め藤戸村戸長星島寛、星島謹一郎らが勤めている。 同16年2月には従来行政区割を改正児島郡32部に分かち、その区域新たな名を設定し従来名を部落大字とした。各戸長と用掛とを置いて事務にあたらせた。第10部を旧天城村・旧藤戸村とし、この2旧村域をもって新たに天城村とした。旧天城村と旧藤戸村は、それぞれ天城村天城天城村藤戸称することとなり、現在の藤戸地区範囲は、このときに確定した。なお、この天城村戸長星島謹一郎星島逸造・藤田秀雄らが勤めている。

※この「明治初期〜町村制施行まで」の解説は、「藤戸町」の解説の一部です。
「明治初期〜町村制施行まで」を含む「藤戸町」の記事については、「藤戸町」の概要を参照ください。

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