日本の得業士の称号とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本の得業士の称号の意味・解説 

日本の得業士の称号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 18:57 UTC 版)

得業士」の記事における「日本の得業士の称号」の解説

得業士号1872年明治5年制定学制で、博士号学士号とともに成立した官立学校教員称号起源とする。1878年明治11年)に東京大学学位授与与えられ得業士号学位とすることが認められたが、適用されなかった。1887年明治20年)に学位令制定され学位としての得業士廃された。 1894年明治27年)の(第1次高等学校令により、高等中学校から転換された(旧制高等学校には、医学・法学・工学4年制専門学部存在し、これらを卒業した者は〇〇得業士称することが認められていた。専門学部全て独立旧制専門学校になって以降も、得業士称号授与される場合があった。 また1918年大正7年制定の(第二次高等学校令第9条2においては、「専攻科ヲ卒リタル者ハ得業士ト称スルコトヲ得」と規定され高等学校高等科卒業し通常学修年限3年)、さらに学修年限1年以上専攻科修了した者に称号として授与されることとなった。ただしこの頃高等学校は主に帝国大学予備教育行なうための機関となっており、専攻科設けられることはな空文化した転じて旧制高校とは無関係に設立され旧制専門学校、特に医学専門学校卒業生などに与えられる称号ともなり医専卒業生に対して医学得業士、(官立東京高等歯科医学校卒業生に対して歯科得業士称号授与された。これは医専・歯専の学修期間4年若しくは5年高等学校3年+専攻科1年以上学修期間と同等上であるとみなされたことを根拠としている。 これらの学校卒業見込者に対し得業士称号認可願」の書類審査し合格した者に卒業とともに称号の授与認可された。なお得業士は旧制大学授与した学士より下の位置付けである。戦後学制改革得業士称号廃され旧制専門学校から昇格新制大学卒業者学士称号を名乗れるように設定され1991年7月以降学士号授与するようになった大学設置基準満たず新制大学昇格洩れ旧制専門学校短期大学転換したが、1964年まで暫定制度だったため、卒業者への称号与えられず、短期大学卒業者に向け準学士称号創設されたのは1991年短期大学士学位創設されたのは2005年である。加えて1994年には2年制専門学校修了者に向け専門士称号創設されている。なお、短期大学高専2年制専門学校最早新卒年齢同じくする新制高等学校2年制専攻科には、2020年現在準学士専門士当の称号設定されていない

※この「日本の得業士の称号」の解説は、「得業士」の解説の一部です。
「日本の得業士の称号」を含む「得業士」の記事については、「得業士」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本の得業士の称号」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本の得業士の称号」の関連用語

1
10% |||||

日本の得業士の称号のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本の得業士の称号のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの得業士 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS