日本のメガバンクとは? わかりやすく解説

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日本のメガバンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 23:12 UTC 版)

メガバンク」の記事における「日本のメガバンク」の解説

バブル景気崩壊した1990年代以降日本では銀行(邦銀)はいずれ過剰融資による不良債権急速に体力失っていった。また同時に総会屋に対する利益供与事件明らかになったり、その不透明な融資体制護送船団方式により喪失した国際競争力などもあり、こうした問題解決迫られた。 これらの諸問題包括的な是正のため1996年第2次橋本内閣はその政策に「金融制度改革いわゆる金融ビッグバン提唱1998年には独占禁止法改正され持株会社の設立可能になり、統合のための制度的環境整備された。 一方で1997年には北海道拓殖銀行山一證券が、翌1998年には日本長期信用銀行日本債券信用銀行破綻し社会からの金融対す信頼大きく低下。「銀行が潰れる」という事態が現実のものとなり、その他の大手銀行にも経営不安ささやかれるうになるこうした危機感の中、銀行統合による規模の経済性多角化による経済性コスト削減効果等により見込まれる経営改善効果期待した邦銀は、1999年以降雪崩打って再編走り出す。こうして1970年代から1980年代に「都銀13行」「大手20行」と呼ばれた各行は、段階的な合併劇を繰り返した末、2006年には3大メガバンク三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループみずほフィナンシャルグループ)、4大銀行三菱東京UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行りそな銀行体制落ち着いた盤石思われていた一流銀行統合劇は、日本国民にも大きな衝撃与えた企業株式持ち合いなど日本独自慣行取っており、メガバンク2015年6月時点合計6兆5000億円(取得原価ベース)も保有していたが、アベノミクスの成長戦略の中の企業統治強化に伴い金融庁から持ち合い株売却規制受けている。

※この「日本のメガバンク」の解説は、「メガバンク」の解説の一部です。
「日本のメガバンク」を含む「メガバンク」の記事については、「メガバンク」の概要を参照ください。

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