日朝首脳会談以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 09:01 UTC 版)
2002年(平成14年)9月17日、日朝首脳会談が平壌で行われた。その時、梅本和義駐英公使がめぐみの娘とされているキム・ヘギョンに面会した。北朝鮮政府が拉致の事実を認めて謝罪して、拉致被害者の安否の情報を日本政府に伝えた。 その際、外務省の飯倉公館に集められ、福田康夫官房長官(当時)と植竹繁雄外務副大臣(当時)より、めぐみが死亡しているという北朝鮮の情報を宣告される。また、めぐみが結婚して、娘のキム・ヘギョン[要曖昧さ回避]を生んだと伝えられる。ここからマスコミの冷たい反応が変わったといわれる。 9月18日、横田夫妻と息子達および蓮池家が梅本和義駐英公使から説明を受けるために、外務省に出向いた。そして、政府がめぐみの「死亡情報」について何の裏付け作業もしていないことを伝えた。 10月2日、政府調査団による現地調査報告書を受ける。政府調査団が持ち帰ったキム・ヘギョンの血液と横田夫妻の血液とめぐみのへその緒をDNA鑑定した結果、10月24日にめぐみとキム・ヘギョンの血縁関係が証明された。 2004年(平成16年)5月22日、再訪朝した小泉純一郎首相に北朝鮮は「死亡とした拉致被害者たちについて再調査する」と約束。その結果、11月に平壌で行なわれた日朝実務者協議で、めぐみの夫だったという男性が“横田めぐみの遺骨”を提出したが、それは約1カ月後、日本側のDNA鑑定により偽物だと判明した。 2006年(平成18年)4月28日、ジョージ・W・ブッシュアメリカ合衆国大統領と会談。 横田めぐみの死亡説を否定して、夫と共に娘を含めた拉致被害者の奪還ための活動を続けていた。 2020年(令和2年)6月5日、夫の滋が老衰のため死去。 ブルーリボン祈り会は、全国各地、香港、米国、欧州でもなされ、2008年の時点で、500人以上の参加者がいる。
※この「日朝首脳会談以降」の解説は、「横田早紀江」の解説の一部です。
「日朝首脳会談以降」を含む「横田早紀江」の記事については、「横田早紀江」の概要を参照ください。
- 日朝首脳会談以降のページへのリンク