旗家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:25 UTC 版)
旗一子(ペンネームは「ハタ☆イチコ」) 主人公。連載開始当時は16歳という設定。 元々はとある鉄工所の家に生まれたが、中学時代にその鉄工所の経営が傾いたため、運転資金の融資を受ける交換条件として当時信用金庫勤めだった旗一男の妻となる。勉強もまるでだめで、中学卒業後にとあるスーパーでパートとして働いていた時には、よくレジの金額を打ち間違えたりしたため早々にクビになった。 16歳の幼妻なためか、近所の主婦たちから子供のお守りを押し付けられたり、家を占拠されて賭場代わりにされたり、家の中の酒や食品を勝手に飲食される他、夫の一男からは理不尽なDVを受けるなど日ごろ散々な目に遭っているが、近所の主婦達の弱み(援助交際)を握って彼女たちから口止め料を取るなどの強気な一面もある。 「ラブリー」の新人賞に入選したあと、「ラブリー」編集部に試しに描いてみた「めぐピ」のネーム100ページ分を持ち込んだところ、これを見た杉村や編集長らの判断で増刊号への掲載が決定し(新人漫画家に対しては異例の扱い)、その増刊号のアンケートで圧倒的な1位を獲得したことから本誌への連載を開始。その後「めぐピ」の爆発的なヒットで一躍人気漫画家の仲間入りをする。 「めぐピ」連載開始までは家にテレビも洗濯機もないという生活をしていたが、「めぐピ」のヒット後も生活は質素なままで、相変わらずの公団住宅暮らし(ただしテレビや洗濯機は購入した)。 また原則としてアシスタントを使わず全て一人で作画を行っている(月刊50ページの連載も無事にこなしている)。 旗一男 一子の夫。元々は信用金庫の営業マンだったが、連載開始時点では中古車販売業を営んでいる。北海道出身。 ロリコンでSM好きという変態であり、一子に対しても「あえて処女のまま辱めを受けさせる」ということにこだわり、結婚後もSMプレイは行うもののセックスは行っていなかった。その後一子が漫画家として成功すると、一子に対する劣等感からインポテンツになる(ただし一子以外の女性とのセックスは問題なく行えていた)。 本人は実業家志向が非常に強いが、事業の才能は全くといっていいほどない。連載初期は資金繰りに苦しみながらもまだ何とか中古車店を経営していたものの、連載が進むにつれ、一子が原稿料や印税等で稼いだ金を元手に映画制作会社「スリーエッチムービー」を興すも映画の完成前に資金がショートして倒産したり、大手中古車販売店チェーン「プロトス」を50億円で買収するも一年後にはこれまた倒産したりと、だめっぷりがひどさを増している。 作中では「最後まで『めぐピ』の良さを理解できなかった人物」として描かれているが、最終話直前でようやく「めぐピ」の良さに目覚めた。
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