旗奉行とは? わかりやすく解説

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はた‐ぶぎょう〔‐ブギヤウ〕【旗奉行】

読み方:はたぶぎょう

中世近世一軍の旗をあずかる武家職名。旗大将。幟奉行(のぼりぶぎょう)。

江戸幕府職名老中属し将軍軍旗馬標(うまじるし)などを管掌御旗奉行


旗奉行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/30 06:04 UTC 版)

旗奉行(はたぶぎょう)とは、江戸幕府や諸藩における役職の1つ。

内で馬印旗印旗とそれらを扱う足軽を指揮し、備の位置を内外に知らしめると同時に武威を誇示した。戦闘には参加しないが、旗が乱れるとその備が浮足立って見えるのでその役割は重要であった。また本陣備の場合、総大将が全体指揮に専念するため、代わりの指揮官(武者奉行等)を置く場合があったが、旗奉行が本陣備の進路を決める等指揮を執ることもあった。

江戸幕府

老中の支配を受け、布衣役で2000石高。馬印・旗印の管理を行う役目。幕府が安定期を迎えるにつれて槍奉行同様にその重要性は薄れ、しだいに老齢まで勤仕した旗本に対する名誉職と化した。

大坂夏の陣天王寺・岡山の戦いにて徳川家康本陣の旗奉行に不首尾があり、戦後に家康は厳しく詮議した。ところが、槍奉行大久保忠教は旗奉行の不首尾は古参譜代衆を差し置いて新参者に旗奉行のような要職を任せた家康の失態であり、高齢の家康には汚名返上の機会はないと思い、旗は倒れなかったと主張して聞かなかったという逸話がある。

脚注


旗奉行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:25 UTC 版)

越後長岡藩」の記事における「旗奉行」の解説

おおむね番頭級の士から任命される定数不定常置役職ではないが、3名おかれた前例もある。なお、江戸幕府仙台藩長州藩などには旗奉行という役職があるので、これと同様なものの可能性がある。

※この「旗奉行」の解説は、「越後長岡藩」の解説の一部です。
「旗奉行」を含む「越後長岡藩」の記事については、「越後長岡藩」の概要を参照ください。

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