新規事業(ロボット事業)時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:08 UTC 版)
「大塚寛」の記事における「新規事業(ロボット事業)時代」の解説
ロボット事業のきっかけは、北野宏明が提唱する、“2050年までに人型ロボットでワールドカップチャンピオンに勝つ”というロボカップに共感し、世界の人工知能学者が一気にアクセス出来ると思い、2001年から3年間にわたり1億円協賛した。また、ロボットとの共存社会において女性がロボットと接する時間が長いため、女性が可愛いと思えるロボットを作るプロジェクトとしてロボットデザイナーの松井龍哉と協業し、3歳の女の子Posy(ポージー)を生み出し、ルイ・ヴィトンやゲラン、バカラ (ガラス)などの欧州メーカーのパーティーセレブとしてバレリーナとダンスを踊る演出を行った。のちに、ソフィア・コッポラの映画“ロスト・イン・トランスレーション”にも出演する。また、販売できるロボットを作って欲しいとリクエストが多かったため、マネキンロボットを開発し、2002年ルイ・ヴィトン表参道店のオープニングでショーウインドウにルイ・ヴィトンの皮を貼ったマネキンロボットを稼働させた。アッパートルソー型のロボットも同時に製作し、ブシュロンなどの高級ジュエリーなどにも展開を行った。コニュニケーションロボットの到来が想定し、音声感情認識技術を開発していた株式会社AGIを2004年に買収し、NTTと感性通信研究や任天堂DSのゲーム“ココロスキャン(セガ発売)”、コールセンター、未来の自動車研究などへ展開を行った。また、2006年に会議室を誰でも声でコントロールできる“空間ロボット”を発案し、便利だけの機能でなく、心地よさの追求を目的として、アロマやLEDカラーなどを利用した。反響が大きく、NHKニュース おはよう日本で生放送中継にも出演した。 当時の部下がセグウェイの研究型ロボット(RMP)を見つけ、2足歩行型ではなくモビリティ型ロボットの応用として利用できると考え、販売権を確保しに渡米した。当時のCEOは、IBM出身ということもあり、考えている方向性に同意頂き、権利確保はスムーズであり、セグウェイ商品そのものの販売権も同時に付与された。2005年に最年少執行役員に就任してからロボット事業の活動が多くのメディアに触れ2007年にはPRESIDENT(プレジデント社)に活動を大きく取り上げられる。
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