新白麗【シンハクレイ】(果樹)
登録番号 | 第15138号 | |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 新白麗 よみ:シンハクレイ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岡山県 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市内山下二丁目4番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 笹邊幸男、藤井雄一郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「白麗」の枝変わりであり、果実の大きさが大、果実の形が円形、果肉の地色が乳白色で育成地(岡山県赤磐市)では8月下旬に成熟する品種である。樹姿及び樹の大きさは中、樹勢は強である。新梢の紅色素は中、葉身の長さは極長、幅は中、色は緑色、蜜腺の形は球~腎臓形である。花の咲き型は普通咲、がく筒内壁の色は橙色、花の大きさはやや大、花弁の色は桃色、数は一重、大きさは中、形は楕円形、波打ち及び花粉の有無は有である。果実の大きさは大、形は円形、果頂の型は狭深凹、縫合線の深さはかなり深、梗あの広さはやや広、深さは深、果皮の地色は乳白色、被う色は桃色、多少はやや多、型はぼかし状、毛じの有無と密度は中、付着性は弱、果肉の地色は乳白色、果皮内の着色は無、核周辺の着色は多、果肉の粗密は密、繊維はやや少、果汁の多少は多、甘味はかなり多、酸味は少、渋味はかなり少、香気は少である。核の大きさはかなり大、形は楕円形、果肉との粘離は粘核、核の褐色の濃淡はやや濃、核割れはかなり少である。発芽期及び開花盛期は中、成熟日数は極長、育成地における成熟期は8月下旬、早期落果はかなり少、後期落果はやや多、裂果は無・微である。「白麗」と比較して、縫合線が深いこと、成熟日数が長いこと等で、「あきぞら」と比較して、花粉を有すること、縫合線が深いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者の委託栽培試験ほ場(岡山県倉敷市)において、「白麗」の変異樹を発見、以後、岡山県農業総合センター(赤磐市)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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