新未来【シンミライ】(食用作物)
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登録番号 | 第6921号 |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 新未来 よみ:シンミライ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 三井化学株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中村淳 赤木宏守 岡正明 澤田倫平 佐野孝夫 松村健史 佐本四郎 新井直哉 藤村達人 土屋猛 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,非対称細胞融合法により「レイメイ」を維持親とする「Chinsurah BoroⅡ」由来の雄性不稔細胞質を「雪化粧」に導入して育成された固定品種であり,育成地(千葉県茂原市)における成熟期は早生の晩,細胞質雄性不稔であること以外の特性は「雪化粧」との明確な区別性は認められず,穂数が少なく精玄米千粒重がやや重い水稲,粳種である。 草型は偏穂重型,稈長は中,稈の細太はやや太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立,葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長,穂数は少,粒着密度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白ー黄,芒の有無と多少は稀である。玄米の形は中,大小はやや小,精玄米千粒重はやや大,見かけの品質は上の下,光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は早生の晩,脱粒性は難,いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-k,細胞質雄性不稔の有無は有である。 「雪化粧」と比較して,細胞質雄性不稔であることで区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に育成者の研究所(千葉県茂原市)において,細胞質を不活性化した「雪化粧」のプロトプラストと「レイメイ」を維持親とする「Chinsurah BoroⅡ」由来の雄性不稔系統のプロトプラストをX線処理し核を破壊したサイトプラストを電気融合し,4年及び5年に融合植物体の中から得た27株の不稔個体に「雪化粧」を4回戻し交雑した中から選抜して育成された固定品種であり,6年に特性の調査を行い,その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「バイオマザー1号」であった。 |
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