あきぞら【アキゾラ】(果樹)
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登録番号 | 第4238号 |
登録年月日 | 1995年 1月 26日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | あきぞら よみ:アキゾラ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西田光夫 吉田雅夫 京谷英壽 山口正己 小園照雄 中村ゆり 西村幸一 土師岳 福田博之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「西野白桃」に「あかつき」を交配して得られた実生から選抜・育成されたもので,果形が扁円,果肉色が白,果重が250g程度,育成地(茨城県新治郡千代田町)において8月下旬に成熟する晩生種である。 樹姿はやや直立,樹の大きさは大,樹勢はやや強である。枝梢の太さは中,節間長は短,葉身の形は極長,葉縁の波打ちは中,葉の大きさは大,色は濃緑,蜜腺の形は腎である。花の大きさは大,花弁の形は円,波打ちは有,色は桃,花粉の多少は無,がくの色は紅紫である。果実の外観は扁円,果頂部の形は凹,凹みは浅,梗あの深さは深,広さは狭,赤道部の縫合線は中である。果実の大きさは中(250g程度),果皮の地色は白,着色は少,濃さは中,形は条,毛じの有無は有である。果肉の色は白,果肉内の着色は微,核周囲の着色は中,果肉の粗密は密,果肉繊維の多少及び果皮の剥皮性は中,肉質は溶質である。果汁の多少は多,甘味は極多,酸味は少,渋味は微,苦味は無である。核と果肉の粘離は粘核,核の形は楕円,大きさは中,色は濃褐,核面の粗滑は滑である。開花期はやや晩,成熟期は満開後131~140日で,育成地においては8月下旬である。結果性は中,生理落果の多少はやや少,核割れの多少は少,裂果は無,果実の日持ちは良である。 「白桃」と比較して,核周囲の着色が少ないこと,甘味が多いこと,結果性が多いこと,生理落果が少ないこと等で,「ゆうぞら」と比較して,花粉がないこと,核周囲の着色が少ないこと,甘味が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和48年に農林省園芸試験場(神奈川県平塚市(現農林水産省果樹試験場))において「西野白桃」に「あかつき」を交配し,翌年定植,53年一次選抜,56年より「モモ筑波92号」の系統名を付けて系統適応性検定試験を行って育成を完了しもので,平成5年農林水産省育成農作物新品種になった。 |
旻
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