文書学とは? わかりやすく解説

文書学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 03:18 UTC 版)

敦煌学」の記事における「文書学」の解説

文書学(文献研究)の分野においては、「敦煌トルファン学」「敦煌トルファン研究」という呼び方をされるように、敦煌石窟蔵経洞)から発見され仏典古文書類と共に各国探検隊中央アジアトルファン等の各地入手した漢文文書も扱う。 敦煌文献は、9世紀より10世紀の頃の、仏教寺院や都僧統関連文書大半占めている。そこに、公文書類民間契約文書なども混在している。中には6世紀から8世紀唐朝治下時代文書類も含まれている。一方中央アジア文書には、公文書多く含まれており、高昌国時代文書見られる。 現在、各文献は、世界各国分散されており、大英図書館フランス国立図書館中国国家図書館などに所蔵されている。日本にも、龍谷大学個人などの文書見られるまた、文書研究始まりは、ポール・ペリオ文書北京運び込んで羅振玉らの学者たちに披見した時である。初期の関心は、その典籍類に集められたが、やがて、文書類も注目されるようになった日本では仁井田陞那波利貞らが、その先となった1937年出た仁井田の『唐宋法律文書の研究』は、初め中国古文書学体系樹立しようとした試みとして評価されるが、中央アジア出土文書主な資料として用いている。一方1950年前後より、龍谷大学では共同研究開始してトルファン文書研究推進した

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