放育印度【ホウイクインド】(果樹)
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登録番号 | 第15022号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | 放育印度 よみ:ホウイクインド |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台二丁目1番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊藤祐司、増田哲男、吉岡藤治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「印度」の茎頂培養個体にγ線を照射して育成されたものであり、果形が扁円錐、大きさが大、果皮を被う色が赤の育成地(茨城県常陸大宮市)では11月下旬に成熟する晩生種である。樹のタイプは普通型、樹姿は中間、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、皮目の大きさは大、多少は多である。葉身長は中、葉形は中間、葉色は濃緑、たく葉の形は鎌形、長さ及び葉柄の長さは長、太さは中である。花の大きさは大、花色は濃桃、花弁の形は卵、やくの色は黄である。果形は扁円錐、王冠は弱、がくの開閉及びがくあの深さは中、幅は広、こうあの深さ及び幅は中、果実の大きさは大、果皮の地色は緑、被う色は赤、色の強さは淡、着色部縞模様の多少は少、さびの量は無~僅、さび状果点は有、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは多、果皮のろう質は少、粗滑の程度は中である。果梗の長さは短、太さは中、肉こうの有無は有である。果心の形は広楕円、大きさは中、果肉の色は緑白、果肉の褐変化は強、硬さは硬、肉質は密、蜜の多少は無~僅、甘味は高、酸味は弱、渋味は無、香気及び果汁の多少は中、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は早、成熟期は晩で育成地においては11月下旬である。結果の早晩は中、後期落果は無~僅、普通貯蔵及び冷蔵貯蔵は極長、心かびの発生は無~僅、斑点落葉病抵抗性はやや強である。「印度」と比較して、斑点落葉病抵抗性が強いことで区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に農林水産省農業生物資源研究所(現独立行政法人農業生物資源研究所、茨城県常陸大宮市)において、茎頂培養中の「印度」にγ線照射を行い、継代培養後に斑点落葉病菌の毒素を用いて毒素非感受性の個体を選抜、以後、ほ場で特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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