握手の活用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 01:50 UTC 版)
以下の中には、当事者間の自然発生行為ではなく、(目上などの)第三者が握手を指示するパターンもある。 商談などの契約を結ぶ時や約束をする時に握手をする習慣があり(ダイヤモンドの卸取引 「マザール」(ユダヤ語で“神のご加護あれ”)と挨拶が加わる)、古いスタイルの人物を評するときに、「握手しただけで、約束を守る」という。例:「あの人物は、握手だけで十分な銀行家である」(契約をする必要が無い、口約束で十分)。 国際的な会議などで、各国の代表が手を交差させて握手をし、その姿をカメラマンに撮影させ、友好的な関係を印象づける画像を残したり意図的にメディアに流すことがある。この場合、カメラ目線となる。複数の政党の融合による新党結成時などでも行われることがある。 命をかけた決闘やボクシング等のタイトルマッチなどの前に握手をする場合がある(他にはジャンケンやクイズ大会でも)。また、試合終了後にも握手をする(選手間のみならずレフェリーとする場合も)スポーツもある。さらに、負けを認めるときに相手に握手を求める競技もある(例:カーリングなど)。しかし、その場合に負けた側がやり返す可能性があるので、危険な行為でもあり、相手の信頼を確認できる。 作家やアイドルなどの有名人と握手をするイベントがある。一般的に握手会と呼ばれ、参加者が一人ずつ、有名人と握手をする。中には、憧れの人との握手後、しばらく手を洗わないというファンもいる。また、握手会の前に手のアルコール消毒を求める場合もある(インフルエンザの感染予防のためなど)。2014年にはAKB48握手会傷害事件が発生し、そのイベントの危険性が懸念されている。 日本の政治家が、選挙の時に、白い手袋をして握手をしてまわる姿がよく見られる。中曽根康弘によれば、握手を取り入れる政治家がふえたのは、1962年にロバート・ケネディが来日し、街頭で握手にきさくに応じる姿が見られてからであるという(中曽根康弘『自省録』)。 仲直り(和解)のための握手もある。
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