握手会におけるCD販売などへの批判的論評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 06:21 UTC 版)
「Sexy Zone (曲)」の記事における「握手会におけるCD販売などへの批判的論評」の解説
一部のメディアは19日と20日の突発的な握手会について、本シングルのオリコン週間チャートなどの各種ランキングにおける1位獲得を目的としたものだとみている。サイゾーの記事では、オリコンデイリーチャートの集計初日(11月15日付)にNot yet「ペラペラペラオ」に敗れて2位となったことに触れた上で「この結果を受け、Sexy Zoneは18日に公式サイトで緊急握手会の開催を発表」と記しているほか、「ここで売上枚数を大量に稼ぎ、週間ランキングで1位にさせるという目論見だ」と付け加えている。サイゾーウーマンの記事ではこの握手会のほか、19日と20日にのみ全国のCDショップで行われた非売品のパーカーが当たる抽選会に触れた上で「とにもかくにも、集計締切である日曜までに力技で数字を稼ぐ戦法を打ち出したのだ」(引用文中の日曜は11月20日を指す)と記している。また、J-CASTニュースの記事でも「このままだと負けてしまうSexy Zoneは、15日のデビューイベントに続き、19日と20日に急遽『アンコール握手会』を都内で開催する」と記し、同様の見方を示している。ビルボードのデイリーニュースにおいても、握手会の目的について「強敵Not yetに勝るべくセールスを伸ばすため」と記されている(こちらはオリコンチャートではなくビルボードのチャートであるJAPAN Hot 100について言及している)。 サイゾーとJ-CASTニュースはこうした見解を記した上で、握手会の開催や会場におけるCDの販売方法を批判している。特に、握手会に他のグループを巻き込むやり方について、「先輩や後輩まで投入するというなりふり構わぬこうした手法は、まさしく前代未聞といえよう」(サイゾーウーマン)、「Sexy Zoneだけでなく他のジャニーズ新人グループもイベントに投入されたといい、もはやなりふり構わない売り方だ」(J-CASTニュース)としている。J-CASTニュースによると、「握手会の現場にあったとされる『もう一度CDを購入すればまだ握手会参加できます』という立て看板の写真」がネット上にアップロードされており、同サイトはこのこともあわせて批判している。また、握手会によって売上を伸ばすという販売手段は、Not yetの母体であるAKB48が展開している「AKB商法」と呼ばれる批判の多い手段であり、ジャニーズ事務所のアーティストがそうした手段を用いたことについてある音楽業界関係者は「CD不況と同時にジャニーズブランドの没落を感じさせます」と述べている。 なお、オリコンデイリーチャートでは11月18日付までの段階で本シングルが「ペラペラペラオ」に計約3万枚の差をつけられていたが、握手会の行われた19日・20日付で本シングルがその差を埋めて逆転し、週間チャートでは本シングルが1位を獲得している。ビルボードのJAPAN Hot 100においても同様に本作が1位を獲得しており、ビルボードはこれについて「力技で稼いだセールスポイントに加え、エアプレイのポイントも後押しし、見事1位に輝いた」と記し、1位獲得に握手会が関わっていることを述べている。
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