折る刃式カッターナイフとは? わかりやすく解説

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折る刃式カッターナイフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 17:26 UTC 版)

カッターナイフ」の記事における「折る刃式カッターナイフ」の解説

刃に折れ目付いており、切れなくなった先端折り取れば新品同様の切れ味取り戻す方式である。日本オルファ創業者である岡田良男発明した。紙や布、薄い合板石膏ボードなどの切断用いられる一般的に薄刃折れやすいため分厚い物の切断には向いていないが、他の切断工具であるのこぎりジグソーよりも切断面がきれいである。また、石膏ボードなどを切って切りくずほとんどない従来印刷所などではナイフカミソリの刃、ガラスの破片用いて紙類裁断していた。しかし、刃先磨耗してすぐに切れ味悪くなる欠点がある。そこで1956年昭和31年)に印刷会社勤めていた岡田良男板チョコからヒント得て「折る刃式カッターナイフ」を考案した岡田はこの「折る刃」からオルファ株式会社創業。これは鋼製の刃にあらかじめ折り筋を付けておき、刃先磨耗し場合にはそれを折り取ることで新たな鋭い刃先作り出す方法。現在では一般用カッターナイフ多くこの方式を採っている。刃は小型刃、大型刃といったオルファサイズ(刃幅サイズ9mm、18mm、角度59° の折れ線)はデファクトスタンダードとなっており(JISなどのデジュリスタンダードはない)、他社類似製品オルファ合わせた刃のサイズ発売されている。 オルファカッターナイフは、日本市場シェア60%を占めており、海外100か国を超える国々販売されている。また、グッドデザイン賞選定52品目、Gマークロングライフ賞16品目2012年2月現在)。各種バリエーションがある。グリップ部分滑り止め加工やゴムカバーのついたもの、薄い刃のぐらつきをおさえるブレードホルダーの付いたもの、折った刃を本体後端取り付けて細工用としたもの等。本体は、合成樹脂製が基本であるが金属製もある。 岡田良男エヌティー会社役員となり、1959年昭和34年カッターナイフ発明者岡田良男出願人日本転写紙株式会社現在のエヌティー)として、特許出願取得したその後1967年昭和42年)に岡田良男オルファ創業し特許エヌティーオルファ共有したためである。 折る刃式カッターナイフの日本国内専業メーカーは、オルファ株式会社 (OLFA) とエヌティー株式会社 (NT) の2社だけである。

※この「折る刃式カッターナイフ」の解説は、「カッターナイフ」の解説の一部です。
「折る刃式カッターナイフ」を含む「カッターナイフ」の記事については、「カッターナイフ」の概要を参照ください。

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