技能五輪
カナダのカルガリーで9月1日から6日(現地時間)まで「第40回技能五輪国際大会」(WorldSkills Calgary 2009)が開かれました。世界46カ国・地域から約850人の若者が参加し、「メカトロニクス」や「電子機器組み立て」、「洋菓子製造」など45種目で、「技能世界一」の座を競いました。日本からは40種目に45人が出場、金メダルを6個獲得しました。3大会連続の金メダル獲得数トップはなりませんでしたが、韓国・スイスに続く3位となり、日本の「ものづくり」のレベルの高さを世界に示しました。
技能五輪は1950年、スペインのマドリードで第1回が開催されて以来、ほぼ2年に1回、世界各地で行われています。日本では70年の東京、85年の大阪、2007年の沼津(静岡県)と、これまでに3回開かれています。ワールド・スキルズ・インターナショナル(WSI)が運営しており、日本では中央職業能力開発協会が選考会(技能五輪全国大会)を行い、選手を派遣しています。選手は大企業から中小企業まで、ものづくりの現場などで働く若者が中心です。
日本選手団は過去8度、金メダル獲得1位となり、第18回(69年ベルギー)・第19回(70年東京)・第20回(71年スペイン)と3連覇。直近の第38回(05年ヘルシンキ)、第39回(07年沼津)と連続首位の日本は、今大会で3連覇を狙いましたが、ライバルの韓国に首位の座を明け渡しました。
金メダルは「情報ネットワーク施工」(協和エクシオ・野瀬茂紘君)、「メカトロニクス」(日産自動車・長野恭兵君、浜田和洋君)、「印刷」(トッパンコミュニケーションプロダクツ・菊池憲明君)、「電工」(きんでん・川下政彦君)、「移動式ロボット」(デンソー・今井悠太君、尾崎貴昭君)、「車体塗装」(マツダ・堤健君)でゲットしました。
銀メダルは「抜き型」、「自動車板金」などで3個、銅メダルは「CNC旋盤」、「溶接」などで5個となり、メダル総獲得数は14個にのぼり、スイスと並び2位を確保、「ものづくり立国」の底力を発揮しました。
次回は2011年、英国のロンドンで開催されます。
(掲載日:2009/09/23)
技能五輪は1950年、スペインのマドリードで第1回が開催されて以来、ほぼ2年に1回、世界各地で行われています。日本では70年の東京、85年の大阪、2007年の沼津(静岡県)と、これまでに3回開かれています。ワールド・スキルズ・インターナショナル(WSI)が運営しており、日本では中央職業能力開発協会が選考会(技能五輪全国大会)を行い、選手を派遣しています。選手は大企業から中小企業まで、ものづくりの現場などで働く若者が中心です。
日本選手団は過去8度、金メダル獲得1位となり、第18回(69年ベルギー)・第19回(70年東京)・第20回(71年スペイン)と3連覇。直近の第38回(05年ヘルシンキ)、第39回(07年沼津)と連続首位の日本は、今大会で3連覇を狙いましたが、ライバルの韓国に首位の座を明け渡しました。
金メダルは「情報ネットワーク施工」(協和エクシオ・野瀬茂紘君)、「メカトロニクス」(日産自動車・長野恭兵君、浜田和洋君)、「印刷」(トッパンコミュニケーションプロダクツ・菊池憲明君)、「電工」(きんでん・川下政彦君)、「移動式ロボット」(デンソー・今井悠太君、尾崎貴昭君)、「車体塗装」(マツダ・堤健君)でゲットしました。
銀メダルは「抜き型」、「自動車板金」などで3個、銅メダルは「CNC旋盤」、「溶接」などで5個となり、メダル総獲得数は14個にのぼり、スイスと並び2位を確保、「ものづくり立国」の底力を発揮しました。
次回は2011年、英国のロンドンで開催されます。
(掲載日:2009/09/23)
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