末和海とは? わかりやすく解説

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末和海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 03:07 UTC 版)

末 和海(すえ かずみ、1929年 - 2024年6月3日[要出典])は日本の時計技術者である。大阪府堺市出身。

略歴

  • 幼年期から機械式時計に強い興味を示し、中学校時代から独学で時計修理技術を習得する。
  • 1945年 - 大阪府立工業専門学校(現在の大阪府立大学工学域)精密機械工学科に進学。
  • 1949年 - 「日本時計師会」の前身である「日本時計学会 関西支部」の発足メンバーとして参加[1]
  • 1954年 - 日本で初実施されたH.I.A.(アメリカ時計学会)-C.M.W.試験(サーティファイド・マスター・ウォッチメーカー)に合格[1]
  • 1956年 - 「日本時計研究会」の前身である「アメリカ時計学会日本支部関東班」を立ち上げ[1]
  • 1968年 - リコー時計(現リコーエレメックス)在職中にダイナミックオート33,45、リコーワイド33等開発、世界の多石化の先鞭となり、リコーワイドは国産唯一のメカ式瞬間跳躍式カレンダーとなる[1]
  • 1967年 - 「全時連」の推薦により、労働省中央技能検定委員会学識経験者委員として、2006年まで40年間就任[1]
  • 1968年 - 全時連の要請により、ブラッセル(オランダ)の技能五輪国際大会の時計職種競技デモンストレーションの現地調査を行う[1]
  • 1969年 - 全時連主催「技能五輪全国大会時計職種競技」の技術委員、主査競技委員[1]
  • 1970年 - 千葉で開催された「技能五輪国際大会時計職種技能」のショップマスター[1]
  • 1985年 - 労働大臣表賞受賞[1]
  • 2013年 - 日本時計師会を再興。初代会長、現名誉会長。

著書

  • 『稀世の「時計師」ものがたり』文藝春秋企画出版部、2020、ISBN 978-4160089785
  • 『時計旋盤の使い方』松田技術、1960

翻訳

  • James L Hamilton『時計の歩度調整 脱進機修理の秘訣 ひげぜんまい取扱の秘訣』グノモン社、1971
  • 『標準時計技術読本』グノモン社、1960
  • James L Hamilton『脱進機修理の秘訣』グノモン社、1958
  • James L Hamilton『時計の歩度調整』米国時計学会日本支部、1956

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i C.M.W.の歴史と今後”. 日本時計師会(CMW・CW). 2018年10月17日閲覧。

関連項目

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