扇歌作の都々逸とは? わかりやすく解説

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扇歌作の都々逸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 19:06 UTC 版)

都々逸坊扇歌」の記事における「扇歌作の都々逸」の解説

都々逸扇歌は、「よしこの節」や名古屋流行していた「名古屋節」を元に誰でも唄えるような曲調仕上げていると云われてる。 扇歌作の唄はそれほど多く残っていない。以下は、代表的なもの。 親がやぶならわたしもやぶよ やぶに鳴くわいな 藪医者息子ごときが芸人として大成できるわけがない、と叔父江戸行きを止められたときに唄ったとされる。 わたしゃ奥山一もと 八重に咲く気はさらにない たん売れて売れない日でも 同じ機嫌風車 白鷺小首かしげて二の足踏んで やつれ姿水鏡 願人坊主のようななりで三味線片手流浪していた際に自分の姿を唄ったものともいわれる乗り出した船じゃわいな 沖の果てまで さあさやりましょ面舵取り舵船頭さんの胸じゃいな 扇橋弟子入り志願した際にこの唄を唄い無事弟子入りかなったとされる。「船頭」は扇橋とかけている。 磯部田圃のばらばらは 風も吹かぬに木(気)がもめる 生まれ故郷風景唄ったもの。 諦めましたよどう諦めた 諦め切れぬ諦めた 来てちらちら 思わせぶり今日止まらぬ秋の蝶 梅干じゃとて笑わしゃんすな昔は花よ 鶯啼かせたこともある 同じ約束 石山寺余所じゃ私も萩の月 待つが辛いか待しるる私 内で首尾しているつらさ しの鉢を引っくりかえせばありゃ富士の山 味噌もするがの裏他人の人にもこうかと思もや お前の実意が苦にもなる きりぎりす粋な小声一足止めて 手を出し木陰にかくれやがる 潮時やいつかと千鳥聞けば わたしゃ立つ鳥波に聞け 都々逸も うたいつくして三味線 楽にわたしはねるわいな (辞世の唄) また、扇歌作の狂句川柳)も残っている。 上は金 下無し食いなし) 吾妻橋 庶民その日食うにも汲々しているのに政官連中は金にあかした生活をしている様を吾妻橋たとえて風刺した真直に 行けば五条五常)の 道に出る 安芸が身に あつき御恩の冷炬燵 花の山 煎じるもさくら炭 たきたての つめたい飯をすしにつけ 妙典藻屑千ひろの御うらみ 大名家主をなのる御本陣 麥のたけ 暦の末一二気に入らぬ 風もあろうに柳橋 (扇橋柳橋は、ひところ不和であった) 気に入らぬ 節もあろうに 材木屋 十八大通一人であることを自負していた津の国屋藤次郎という深川木場材木屋宴席呼ばれた際に唄った唄。 耕すの 恩は忘れず 米の味 江戸で名を上げて故郷帰った際に、両親叔父墓前唄ったとされる

※この「扇歌作の都々逸」の解説は、「都々逸坊扇歌」の解説の一部です。
「扇歌作の都々逸」を含む「都々逸坊扇歌」の記事については、「都々逸坊扇歌」の概要を参照ください。

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