成否の要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 23:25 UTC 版)
「松尾鉱山跡地の森林化」の記事における「成否の要素」の解説
森づくりに取り組む各団体は、毎年春に開く協議会の総会の場で、所轄の森林管理署や県の立ち合いのもと、活動の成果や問題点を検証し合う。 数多く植えた苗木が次々と枯れる劣悪な条件下であっても、ミヤマハンノキやアキグミなどの空気中の窒素を取り込んで栄養にする「根粒菌との共生樹種」や、ダケカンバなど地表に根を這わせ、薄い表土にも適合する「水平根の樹種」は育った事から、やせ地にも適合するたくましい生態が改めて注目されていた[誰によって?]。 また、固い粘土層では草木が根付きづらいことから、各団体は麓の村にある耕作放棄した畑の土や雑木林の表土などを掘り取り、トラックで大量に運び込んで植え床を高く盛り上げたり、冬の強烈な風を避けるために防風垣を工夫したりと、経験から探り当てた技術を糧に成果を実らせていった。 市民参加の植樹事例場所担当時期人数植樹本数最も広いB堆積場の384区画(2×2mに黒土を各100kg盛り上げ) 東北地域環境計画研究会 2008年7月5日 夏期:29団体144人秋期:28団体223人 ダケカンバ(102本)、ミヤマハンノキ(314本)、ナナカマド(160本)など自家採種し育成した苗木計1,339本 最もユニークな植え床の元山堆積場(里山の土を運び上げ、2×10mの盛り土20区画) 森びとプロジェクト委員会 2014年6月21日第12回ふるさとの森づくり として実施 182人 ミズナラ(1,860本)、ナナカマド(380本)、トチ(380本)など自家採種し育成した苗木計3,000本 2008年10月に初めての市民参加となる、露天掘り跡地の試験植樹が、地元の少年少女とその保護者の協力で始まった。彼らはこの夏に行われた「八幡平・外来雑草駆除作戦」にも挑戦していた。
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