感染遊戯 / インフェクションゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/11 10:15 UTC 版)
「感染遊戯」の記事における「感染遊戯 / インフェクションゲーム」の解説
初出:『小説宝石』2008年7月号 三軒茶屋で会社役員殺害事件の捜査に回った勝俣は同じく事件を担当していた姫川に被害者の過去に関わった15年前の事件について語る。当時、公安部に異動する前の勝俣は製薬会社の会社員・長塚潤が殺害された事件を追っていた。勝俣が関係者への聞き込みを行う中、被害者の着衣から指紋が検出され、目撃証言も現れる。そんな中、長塚を殺害したとして一人の老人が出頭してくる。勝俣はその老人の取調を担当するが、老人は名前すらも一向に何も語ろうとはしない。老人の送検の準備のために時間ができ、現場に立ち寄った勝俣はある一つの可能性に行き着いた。そして事件の真実とその裏に隠された因縁が明らかになる。 長塚潤 被害者。25歳、大手製薬会社「濱中薬品」の環境保全部所属の会社員。東大卒。自宅で9回に及び包丁で刺され死亡する。 長塚利一 62歳、特殊法人「労災施設事業団」理事。長塚潤の父親。以前は厚生労働省の保健医療局長だった。 森尾敬子 22歳、長塚潤の恋人。大手出版社勤務。潤の葬儀で涙し、その姿をテレビに取り上げられた。 鈴木良江 長塚家の家政婦。太った中年女性。 岩田 勝俣と同じ係の警部補。芯が強く、時に勝俣に意見することもあり、勝俣に気に入られている。 大友 慎治 57歳、長塚潤殺しを自首してきた老人。禿げ頭のしょぼくれた猿のような風貌。2年前に一人娘の麻由を亡くす。 橋爪俊介 殺人班四係長 警部。長塚潤が殺害された事件の指揮を執る。上司に取り入るのが上手い反面、叩き上げの人間には良いように思われていない。
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