感染診断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 05:48 UTC 版)
母体が感染したことを診断するには、免疫学的な方法を用いる。(理論的には血液中やリンパ節から原虫を検出することもできるが、一般に困難である。)そこで妊娠がわかったときにはあらかじめトキソプラズマ抗体を調べておくのである。はじめから陽性であればすでに初感染は済んでいるので胎児への影響はないと考えられる。はじめは陰性であったのに陽転した場合には先天性トキソプラズマ症を発症するおそれがある。早期薬剤投与によって先天性トキソプラズマ症の発症を抑えることが出来るので早期診断が重要である。治療は主にスピラマイシンを用いる。通常用いられるサルファ剤は妊婦には禁忌である。
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