志村の死去と番組リニューアルへ
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「天才!志村どうぶつ園」の記事における「志村の死去と番組リニューアルへ」の解説
2020年3月29日、志村が新型コロナウイルス肺炎により死去(70歳没)。翌30日に志村の訃報を受け、スタッフ一同によるお悔やみのコメントが出されたほか、レギュラー出演者の一人である近藤春菜(ハリセンボン)は、当時自身がレギュラー出演していた日本テレビの情報番組『スッキリ』の生放送中に志村の訃報を知り「戻ってきていただけると思っていたのに。お礼も何も出来ていないのに受け止められない」などと涙ながらに語った。また、4月4日放送の2時間スペシャル(19:00 - 20:54)は番組内容を変更し、志村の在りし日の本番組での姿を振り返る追悼特別番組として放送、番組最高視聴率となる世帯平均視聴率27.3%、個人平均視聴率18.2%(ビデオリサーチ調べ)を記録した。 志村の急逝に際し、相葉は4月4日放送の番組冒頭で 志村さんが亡くなられたことは信じられませんし、受け止めきることができません。…嫌です…悲しすぎます。志村さんの優しい笑顔が頭から離れません。僕たちは志村さんに教えていただいたことがたくさんあります。その一つ、いつもみんなを笑顔に。志村さんが安心してお休みしていただけるように、今日はみんなを笑顔にできるように頑張りたいと思います、よろしくお願いします。 — 相葉雅紀 と涙ながらに述べ、別れを惜しんだ。 この時点では、志村の遺志を受け継ぎ、志村の没後も番組名を変更せずに、相葉を総合司会として、彼を中心に当時のメンバーで放送を続ける予定とし、相葉の「飼育係」、山瀬の「秘書」の肩書も継続するとしていた。しかし、「志村のアドバイスで設計し、志村との思い出が詰まったスタジオで、志村無しに今後も番組を作り続けるのは辛く困難」として議論を重ねた結果、最終的に制作陣は同年9月末をもって「『天才!志村どうぶつ園』を閉園する」という名目で本番組としてはパイロット版時代から続いていた、17年間・全577回の歴史にひとまず終止符を打つ決断を下し、志村の急逝から3ヶ月程経過した7月4日に日本テレビがこのことを公式発表した。 2020年9月26日の放送をもって、『天才!志村どうぶつ園』としては16年半の歴史に終止符を打った。同回ではこれまでの番組名場面のほか、2月27日に撮影されたままお蔵入りとなっていた、志村の生前最後のロケとなった、プリンちゃんが初めて自転車にチャレンジするVTRが初公開された。この回の平均視聴率は12.4%(関東地区・世帯・リアルタイム、ビデオリサーチ調べ)。 同年10月3日からは放送曜日・時間はそのままで、『I LOVE みんなのどうぶつ園』に改題リニューアルした(2022年4月から『嗚呼!!みんなの動物園』に再改題の上、大幅リニューアルの予定)。MCは相葉が引き続き務め、相葉以外のレギュラー出演者は総入れ替えされた。なお、改題リニューアル初回では志村の愛犬の現在の状況も紹介された。 「I LOVE みんなのどうぶつ園」も参照 志村の一周忌から4日後となる2021年4月3日、『天才!志村どうぶつ園特別編 あれから1年!志村園長の蒔いた種が花開いたよ!スペシャル』が2時間枠(19:00 - 20:54)で放送された。特番には『志村どうぶつ園』時代最末期のレギュラーメンバー(相葉、山瀬、ハリセンボン、タカトシ、DAIGO、滝沢)に加え、市村正親、ISSA(DA PUMP)、西島秀俊や、志村と親交のあった氷川きよしらゲスト出演経験者も登場した。なお、同特番ではレギュラー当時のスタジオセットは現存していなかった事情からブルーバックで収録を行い、CG合成でレギュラー時代のスタジオセットの雰囲気を再現した。
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