形式的証明とは? わかりやすく解説

形式的証明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 01:46 UTC 版)

ケプラー予想」の記事における「形式的証明」の解説

2003年1月、ヘイルズはケプラー予想の完全な形式的証明を求め共同プロジェクト開始した。その目標は、証明妥当性一切疑問残さないため、HOL LightIsabelleなどの自動証明検証英語版)[訳語疑問点]プログラムかけられるような形式的証明を構築することであったプロジェクトは「Flyspeck」と名付けられた。そのうちの3文字、F、P、Kは「Formal Proof of Kepler」(ケプラーの形式的証明)から取ったのである。ヘイルズは完全な形式的証明を構築するのには20年ほどの作業必要だ見積もっていた。2014年8月10日プロジェクト終結発表された。2015年1月、ヘイルズと21人の共同研究者は「ケプラー予想の形式的証明」と題され論文公開した

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形式的証明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 18:27 UTC 版)

形式体系」の記事における「形式的証明」の解説

形式的証明は整式連なりである。証明構成する整式は、公理かまたは証明内の前の整式推論規則適用して導出されたものである一連の整式最後整式定理認識されるこのような観点総じて数学は「形式主義」的であると称するダフィット・ヒルベルト形式体系論じ学問分野として超数学起こした形式体系論じるために使われる言語を「メタ言語」と呼ぶ。メタ言語自然言語そのものである場合もあるし、何らかの形式化なされている場合もある。しかし、一般に研究対象である形式体系構成する形式言語ほどには形式化されていない。 ある形式体系与えられたとき、定理群を定義でき、それらをその形式体系内で証明できる形式体系証明存在する全ての整式構成される。すなわち全ての公理定理みなされる公理や既に存在する定理推論規則適用して得られる整式定理含まれる整式文法とは異なり、ある整式定理であるか否か決定する手順は必ずしも存在しないここでいう定理は「形式体系についての定理ではなく混同をさけるため後者メタ定理英語版)とも呼ぶ。

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形式的証明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 09:48 UTC 版)

一階述語論理」の記事における「形式的証明」の解説

命題論理においては論理公理 (logical axiom) と呼ぶ論理式集合と、ある論理式たちから新たな論理式導出する規則推論規則)を導入し論理公理から推論規則有限回の適用によって得られる論理式全体トートロジー全体一致するようにすることができる(命題論理健全性と完全性)。一階述語論理においても、適切に論理公理推論規則導入することで、論理公理から推論規則使って導出される論理式全体恒真論理式全体一致するようにできる。 形式的証明の定義の仕方はひとつではなく様々な異なる(等価な)方法がある。ここで述べる定義はヒルベルト計算典型例であり、これは異な公理多数用意して推論規則少なくするスタイルとっている。ゲンツェン流の形式的証明では逆に公理少なくして推論規則多く用いている。ここで述べるものと異な証明可能性定義については「自然演繹」「シークエント計算」などを参照

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