形式的証拠力とは? わかりやすく解説

形式的証拠力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/23 06:44 UTC 版)

書証」の記事における「形式的証拠力」の解説

書証事実認定用いるためには、その記載内容当該事実の証明に役立つこと(実質的証拠力)が必要であるが、その前提として、文書真正成立したのであること(形式的証拠力)が必要である(民事訴訟法2281項)。文書真正成立したとは、文書が、ある特定人の意思基づいて作成されたこと(偽造でないこと)をいう。 公文書については、真正成立したものと推定される民事訴訟法2282項)。 一方私文書については、本人署名又は押印しているときは、真正成立したものと推定される(同条4項)。さらに、判例上、印影本人印章印鑑)によって押されたものである場合は、本人意思基づいて押印されたものと推定される(最判昭和39年5月12日民集18巻4号597頁)。したがって本人印章文書印影一致すれば、本人意思基づいて押印されたものと推定され、さらにその結果文書全体本人意思基づいて作成されたものと推定されることになる。これを二段推定(にだんのすいてい)という。 そのため、人に預けていた印章無断契約書押されたり、保管していた印章他人に無断持ち出され契約書押されてしまった場合に、自分がその契約書作成するつもりがなかったと主張するためには、この二段推定を覆さなければならないため、その立証には大きな負担がかかることが多い。

※この「形式的証拠力」の解説は、「書証」の解説の一部です。
「形式的証拠力」を含む「書証」の記事については、「書証」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「形式的証拠力」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「形式的証拠力」の関連用語

1
10% |||||

2
6% |||||

形式的証拠力のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



形式的証拠力のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの書証 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS