弘福寺領讃岐国山田郡田図とは? わかりやすく解説

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弘福寺領讃岐国山田郡田図

主名称: 弘福寺領讃岐国山田郡田図
指定番号 134
枝番 00
指定年月日 1991.06.21(平成3.06.21)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書
員数 1巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文:  讃岐国山田郡所在する弘福寺川原寺)領の寺田示した田図で、天平七年七三五)に作成され原図平安時代後期書写したものである。楮紙三紙を継いで書かれ第一・二紙は料紙縦長に用い左上に「□【(山)】田郡□【(ヵ)】郷船□【(里)】」、右端に「山田香河二郡境」とあり、南を上として、南北二か所に分かれる寺田それぞれ方格の条里の坪で示し、各坪に地目面積、地品、直米を記す。図中、家地赤色、畠地は茶色彩色し、畠地等を田に墾開した箇所茶色の上白緑彩色する。南、北それぞれ図の下に田積、直米田租等を集計し北部分の集計についで南北総計を記す。第三紙は料紙横長に用い、「天平七年歳次乙亥十二月十五日田圖定縁勝」と本図勘定年紀明らかにするまた、各紙継目および田積等集計部分には「弘福之寺」方印計十三顆を捺している。
 本図は、料紙書風等より、平安時代後期書写になるものと認められる弘福寺平安時代東寺末寺となり、十一世後半にはその寺領東寺直接支配下入り、それと期を同じくして、その所領確認復興が行われているから本図その時期に書写されたものと推定される本図内容は、他の史料矛盾がなく、また田積に「束代」の単位用いるなど古態存しており、奈良時代原図内容をよく伝えた田図として、歴史学地理学研究上に貴重である。



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