廃校反対運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 19:36 UTC 版)
「愛媛大学農学部附属農業高等学校」の記事における「廃校反対運動」の解説
2007年3月、国立大学法人愛媛大学より「附属学校園の全学附属化方針」が発表され、附属農業高校を5年以内に大学直属の高校にするという方針が県内ニュースで報じられた。この時点では、大学直属化後の学校の方針転換などは明確には公表されていなかった。 愛媛大学本部より、農業高校の発展的改組・新高校の設立方針が突然、正式発表されたことを受け、同年7月、附属農業高校では緊急集会を開き、全校生徒に説明を行った。改組については、「農業高校の良き所は継承し、変えるべきところをよりよい方向に変える」という説明がなされたが、改組案は、農業高校とは一線を画す全く別の学校を設立するというものであった。これについて、一部の教員・在校生を中心に反対運動が起こった。 校内では、在校生・農業系科目の教員を中心に反対活動が活発化し、数千名規模の署名を集め、大学本部に提出された。大学からは、OBへの説明会も開かれ、OBから大学へ改組転換反対意見が多数出されたが大学側は中学生向けの学校説明会等を予定通り行っていた。なお、中学生向け学校説明会には大学の予想を超える異例の人数の参加希望があったため、松山市民会館を借り切って説明会が行われた。 一部の同窓生と農業科の教員を中心とした反対運動も起こり、樽味キャンパス前のバイパス沿いに「107年の歴史を消すな 附属農高の廃校に反対する 樽味から附属農高を消すな 在校生と卒業生の声を聞け」「愛媛大学は附属農高改組で文科省、県教委に虚偽の申請 ユーカリ会(同窓会)は附属農高改組を了承していない! 農業、農学軽視、大学経営の為の校名変更を即時撤回せよ」などと記した反対看板を掲げた。なお、附属高校第1期生の入学試験競争倍率は4.4倍であった。
※この「廃校反対運動」の解説は、「愛媛大学農学部附属農業高等学校」の解説の一部です。
「廃校反対運動」を含む「愛媛大学農学部附属農業高等学校」の記事については、「愛媛大学農学部附属農業高等学校」の概要を参照ください。
廃校反対運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 01:16 UTC 版)
「大阪府立高槻南高等学校」の記事における「廃校反対運動」の解説
大阪府教育委員会は2001年、「全日制府立高等学校特色づくり・再編整備第1期実施計画 第3年次実施対象校」を発表。その中で、高槻南高等学校と大阪府立島上高等学校との統合で全日制単位制高校を設置し、両校を廃校にする方針が発表された。 高槻南高等学校の廃校方針が打ち出されたことは、学校関係者や地域に大きな衝撃を与え、廃校反対の声も高まった。とりわけ同校の生徒らは、生徒会を中心にして、放課後に最寄り駅の駅前で廃校反対署名を自主的に集めたり、大阪府教育委員会に対して廃校反対の請願をおこなうなど、生徒による廃校反対運動の取り組みも大きく広がった。 しかしながらすでに決定した事項を覆すまでにはいたらず、これら運動の甲斐もなく、当初の予定通りに同校は廃校された。
※この「廃校反対運動」の解説は、「大阪府立高槻南高等学校」の解説の一部です。
「廃校反対運動」を含む「大阪府立高槻南高等学校」の記事については、「大阪府立高槻南高等学校」の概要を参照ください。
- 廃校反対運動のページへのリンク