序章、コヴナントによる地球侵攻
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「Halo 2」の記事における「序章、コヴナントによる地球侵攻」の解説
宇宙に浮かぶコヴナントの首都ハイチャリティ。そこでは一人のエリート族の裁判が行われようとしていた。 惑星リーチ攻撃部隊の司令官だった彼――ゼル・ヴァダムは、聖なるリング、ヘイローの破壊を許した責任を問われ、「異端者」の烙印を押された。異端者はコヴナントたちに救済をもたらす「大いなる旅立ち」に取り残される運命にあり、それは死刑も同然の宣告であった。 ゼル・ヴァダムが刑を科せられているその頃、地球軌道上のステーションカイロでは、帰還したマスターチーフ、ジョンソン軍曹らの表彰式が行われていた。チーフにコロニアル十字勲章が授与されるその時、地球圏へとスリップアウトしてくるコヴナントの艦隊が確認される。コール議定書も空しく、母星の場所がコヴナント軍に知られてしまったのだ。地球軍は、焦燥に駆られながらも、全力で防衛作戦を展開する。「悔恨の預言者」を名乗る司令官に率いられた艦隊は比較的小規模で、地球軍の思わぬ反撃に戸惑いながらも地上へとその軍を降下させていた。ステーション内に潜入したコヴナント達を撃退したチーフはニューモンバサシティに降下、コヴナント軍と交戦、苦戦を強いられながらも多脚兵器スカラベを撃破する。しかし、その時地表近くでコヴナント艦がスリップスペースに入ろうとしていた。「絶対に逃がさない」キース艦長の娘、ミランダ・キースはチーフらを乗せたままスリップスペース圏内に飛び込む。瞬間、閃光はニューモンバサシティ全域を飲み込んだ。都市は甚大な被害を受けてしまった。 一方その頃、真実の預言者の前に引きずり出されたゼル・ヴァダムは、命と引き換えに「アービター」(調停者)としての役割を賜れていた。アービターとはコヴナントの結束に危機が訪れた時、その身を犠牲にして障害を排除すべく任命される者の総称であり、その危険な役割は死刑と同様の意味を持っていた。アービターは「預言者」達に反旗を翻したエリートである「真の異端者」抹殺の命を受け、ガス採掘プラントに向かう。ガスプラント内を逃げ回りながら「大いなる旅立ち」の欺瞞を語る異端者だったが、とうとうアービターに追い詰められ息の根を止められる。そこに現れたのは、コヴナントからは「オラクル」と呼ばれるヘイロー管理ユニット、アルファヘイローの爆発を生き延びた「343ギルティスパーク」だった。アービターに「大いなる旅立ち」と呼ばれる現象は、その呼び名に不適切であると話し出すオラクルだったが、それを終わりまで語ることはなく、突如現れたブルート族の首領・タルタロスがオラクルを回収し、アービターと共に撤収を開始した。
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