年次集団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 23:50 UTC 版)
周期ゼミは、発生する年により年次集団に分けられる。理論上、17年ゼミには17、13年ゼミには13、計30の年次集団が存在しうる。17年ゼミの年次集団にはI - XVII(1 - 17)、13年ゼミの年次集団にはXVIII - XXX(18 - 30)の通し番号が付いている。 ただし、実際にある年次集団は30の半数の15(内訳は17年ゼミ12、13年ゼミ3)である(他に有史以降に絶滅した年次集団が記録に残る限り2つ(17年ゼミ1、13年ゼミ1)存在した)。したがって、全米のどこでも周期ゼミが発生しない年もある。 年次集団は種によってはほとんど分かれていない。年次集団VIIが M. septendecim のみからなる以外は、年次集団は複数の種からなり、多くは同じ周期の全ての種からなる。 なおこれらは全米での話で、各々の地方には1つの年次集団しか生息していない。つまり、ある地方での周期ゼミの発生は17年に1度または13年に1度である。 全ての年次集団が同じような規模になっているわけではなく、その規模には大小があり、最も大規模な年次集団は17年ゼミではX、13年ゼミではXIX(これだけで13年ゼミの大半を占める)であり、この他比較的大規模な集団として17年ゼミではII・IV・XIII・XIVなどが、13年ゼミではXXIIIが挙げられる。逆に17年ゼミのVIIは現存する中で最も小規模な上にその個体数も減少しており、絶滅の危機に瀕している年次集団であるとされる。 種年次集団前回次回西暦を周期で割った余り17年ゼミ I 2012年 2029年 6 II 2013年 2030年 7 III 2014年 2031年 8 IV 2015年 2032年 9 V 2016年 2033年 10 VI 2017年 2034年 11 VII 2018年 2035年 12 VIII 2019年 2036年 13 IX 2020年 2037年 14 X 2021年 2038年 15 XI 1954年 (絶滅) 16 XIII 2007年 2024年 1 XIV 2008年 2025年 2 13年ゼミ XIX 2011年 2024年 9 XXI 1870年 (絶滅) 11 XXII 2014年 2027年 12 XXIII 2015年 2028年 0
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