平瀬発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 17:24 UTC 版)
位置:北緯36度10分40.6秒 東経136度53分57.7秒 / 北緯36.177944度 東経136.899361度 / 36.177944; 136.899361 (平瀬発電所) 濃飛電気最大の発電所が平瀬発電所である。所在地は岐阜県大野郡白川村大字平瀬。これのみ庄川水系大白川にある水力発電所である。ただし取水は大白川から行うが、発電所自体は庄川本流合流点よりも下流の庄川左岸にある。使用水量最大250立方尺毎秒(6.95立方メートル毎秒)・有効落差664尺(201.2メートル)にて1万1,000キロワットを発電する。また発電設備は電業社製横軸フランシス水車および芝浦製作所製三相交流発電機各3台を備えた。 濃飛電気ではなく「大白川電力株式会社」という別会社が開発にあたった発電所である。まず同社発起人が1920年(大正9年)4月に水利権を取得。4年後の1924年3月16日、資本金200万円で会社設立に至り、さらに2年半後の1926年(大正15年)11月、出力8,850キロワットの発電所として竣工した。工事を濃飛電気が受託しており、完成後、前述の通り大白川電力は濃飛電気へと吸収された。また1927年4月には出力が1万1,100キロワットへと増強されている。 所有者は合同電気以後東邦電力、日本発送電と推移し、1951年以降は供給区域外ながらも関西電力に属している。
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