岩石怪獣 ゴルゴス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:35 UTC 版)
「ウルトラQの登場怪獣」の記事における「岩石怪獣 ゴルゴス」の解説
第7話「SOS富士山」に登場。 古代に宇宙から吉野のお池に降ってきた巨大岩石が、いったん爆破粉砕された後に寄り集まって再構成して誕生した怪獣。頑丈な岩石の全身は、拳銃による射撃でもその進撃を食い止められない。ダイナマイトで破壊されても、光脈打つ中心核が生きていればその破片が再び集まって蘇生する。口から放射する高熱の蒸気が武器。 富士山麓で成人した野生児タケルに背中の急所を突かれた後に中心核が取り出され、警官の拳銃によって破壊されたことで、岩石に戻る。 水脈や地底などの温度が上昇したことから出現したとされるが、真相は不明。 スーツアクター:中村晴吉 鳴き声はゴジラの流用。ウルトラ怪獣では初となる。 準備稿の段階で「ゴルゴス」と名づけられていたものの、決定稿「SOSフジ山」では「岩獣」、完成作品のタイトルバックでは「岩怪獣」と表記。 造形は高山良策による。 デザイン画では細い鞭のような尾が描かれていた。成田亨による「岩獣」名義のデザイン画も存在する。 人間と対峙するシーンでは、オプチカルプリンターによる合成が随所で用いられている。タケルが背に乗って戦うシーンは、こどもの国で荷台に造形物を乗せたトラックを走らせて撮影された。なお、その際の撮影に使われたタケルの人形は書籍にも掲載されたことがなかったが、2020年にはイベント「特撮のDNA—ウルトラマンGenealogy」で初めて展示された。 『総天然色ウルトラQ』では、カラー写真が確認されていたものの映像とは明度が異なることから参考にならず、自然石の色を参考にして着色された。腹部については、ヒキガエルを参考にしている。
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