岩石宇宙人 アンノン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 01:20 UTC 版)
「ウルトラセブンの登場怪獣」の記事における「岩石宇宙人 アンノン」の解説
第16話「闇に光る目」に登場。 正式にはアンノン星人で、本来は争いごとを嫌う宇宙人。岩石質の身体をもつ巨大な怪獣アンノンとして現れるが、実体は青白く光る眼の形をした脳だけの知的生命体で、無機物に寄生する能力を持つ。特殊な石への寄生で怪獣に変身できるほか、目から放つ閃光で地球人を気絶させることができる。怪獣となった場合、目から放つ緑色の破壊光線、そして背中から放つ弾幕が武器となる。体が大変硬く、セブンのエメリウム光線でさえ大ダメージにはなりえない。 惑星調査用無人宇宙船「さくら9号」をアンノン星へ打ち上げた地球のことを侵略者と誤解し、地球を破壊しようと同号に寄生して訪れるが、地獄山付近に着陸して機体を爆破した際、怪獣への変身に必要な石を跳ね飛ばされ、紛失してしまう。そのため、石を拾ったいじめられっ子のヒロシを閃光でいじめっ子たちから守るなどして言葉巧みに誘導し、石を地獄山まで持参させる。石を取り戻した後は怪獣に変身し、ウルトラホーク1号との交戦ではまったくダメージを負わず、キリヤマ隊長の弁解に耳を貸さなかったが、セブンとの交戦ではストップ光線によって動きを止められたうえでセブンの説得に応じ、アンノン星へ引き揚げていく。脳が離脱した身体は岩石に戻って崩れ去り、ヒロシは保護されたうえでいじめっ子たちと和解する。 声の出演:中江真司 スーツアクター:中村晴吉 当初は製作された全長63センチメートルのFRP製の原型に長い尾がついていたが、撮影時に切断されて全長45センチメートルのものとなった。 怪獣図鑑によっては、実体の光る眼が「アンノン星人」で、石に寄生して怪獣化したものが「アンノン」であるという分け方をする場合もある。書籍『ウルトラセブン ベストブック』では、別名を岩石怪獣と記述している。書籍『ウルトラセブンイズム』では、アンノン星人の別名を吸血岩人と記述している。 名前の由来は「unknown」から。 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ベリュドラの左腕を構成する怪獣の1体となっている。
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