山陽線列車脱線転覆事故とは? わかりやすく解説

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山陽線列車脱線転覆事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:45 UTC 版)

日本の鉄道事故 (1949年以前)」の記事における「山陽線列車脱線転覆事故」の解説

1938年昭和13年6月15日 午前3時56分頃 山陽本線熊山駅 - 和気駅間を走行していた下関京都行きの上り110列車13編成)が走行中、築堤崩壊し機関車と前4両が脱線転覆。その直後走行してきた京都宇野行き下り801列車下り線塞いでいた110列車の5両目側面衝突した。この事故25名が死亡し108名が負傷した。 110列車機関車乗務員2名が殉職したほか、機関車次位増結されていた木造車両粉砕し多く死傷者出た。この増結車両には宮島への修学旅行行った帰りだった和歌山県橋本高等小学校生徒一行乗車しており、多く生徒犠牲になった。また引率していた教員3名全員殉職したが、瀕死の状態でありながら自分の身よりも生徒たち安否尋ねていたという最期様子世間同情集めたという。 事故原因については、急曲線改良工事のために新たに盛土した築堤が、梅雨による長雨のために伏流水増大しC53形蒸気機関車重量に耐えきれなくなり崩壊したというものだった。そのため設計ミス水抜き充分ではなく盛土工事施工不良原因とされた。事故原因天災よりも人為的ミス割合高かったとされた。

※この「山陽線列車脱線転覆事故」の解説は、「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の解説の一部です。
「山陽線列車脱線転覆事故」を含む「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の記事については、「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の概要を参照ください。

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