尾曳の夕映【オビキノユウバエ】(観賞樹)
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登録番号 | 第12947号 |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 尾曳の夕映 よみ:オビキノユウバエ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 館林市 | |
品種登録者の住所 | 群馬県館林市城町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 島野好次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、オオヤマツツジの変異株を選抜して育成されたものであり、花形は開いた漏斗型、花は濃ピンク色の中輪で、庭園及び緑化樹向きの品種である。樹姿枝張りは広株立ち状、樹高は低木性、2年枝の太さはやや細、色は暗褐、主枝の 粗密はやや密である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鋭脚、葉身長は 短、最大幅はやや狭、葉柄長はかなり短、新葉表面の色は淡緑、春葉表面の色は緑、斑 入りは無、光沢は弱、毛じの色は白、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢はやや 直立、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、タイプはシングル、花冠の切れ込 みは深い、花冠上半及び下半の形は倒披針形、裂片の先端の形は広く尖る、重なり合い 及び波形状は中、花の直径及び切り開いた最大幅は中、縦幅はやや短である。花色の発 現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様 は無、内側及び外側の主色は濃ピンク(JHS カラーチャート0405)、花喉部のブロッチ は鮮明、形は大点の集合、色は鮮赤(同0407)である。雄ずいの形及び雌ずいの形は花 弁化しない、花柱の色は淡赤、柱頭の色は淡緑、がくの有無は有である。葉の持続性は 半落葉、開花期の早晩は中、四季咲性は無である。「オオムラサキ」及び「アスカガワシボリ」と比較して、葉形が楕円形であること、 花房の形が球状であること、花色内側の主色が濃ピンクであること等で区別性が認めら れる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者のほ場(群馬県館林市)において、オオヤマツツジの変異株を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「紅乙女」であった。 |
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