小麦中間母本農7号【コムギチュウカンボホンノウ7ゴウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7169号 |
登録年月日 | 1999年 4月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | 小麦中間母本農7号 よみ:コムギチュウカンボホンノウ7ゴウ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山口勲夫、乙部千雅子、柳澤貴司、牛山智彦、瀬古秀文、天野洋一、宮川三郎、黒田晃、小田俊介 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「関東107号」の種子にエチルメタンスルフォネートによる突然変異誘発処理を行い,アミロース含量に着目して選抜,育成された固定品種であり,育成地(茨城県つくば市)における成熟期は中生,アミロース含量は極少,しま萎縮病及び赤さび病抵抗性が強い中間母本である。叢性及び株の開閉は中である。稈長はやや短,稈の細太は中,剛柔はやや剛,稈のワックスの有無は無,葉鞘のワックスの多少は少,葉色及び葉鞘の下垂度は中,フレッケンの有無・多少は無である。穂型は紡錘状,穂長及び粒着の粗密は中,穂の抽出度はやや長,芒の有無と多少及び芒長は中,ふの色は黄である。粒の形及び大小は中,粒の色は褐,千粒重はやや小,玄麦粒の見かけの品質は中の中,アミロース含量は極少である。播性の程度はⅡ,出穂期及び成熟期は中,耐倒伏性及び脱粒性は中,穂発芽性は難である。粒の硬軟はやや硬,粒質は中間質,製粉歩留及びミリングスコアは中,60%粉粗蛋白質含有率はやや少,粉の白さは低,明るさはやや低,吸水率はやや高,最高粘度は大である。しま萎縮病抵抗性及び赤さび病抵抗性は強,うどんこ病抵抗性は弱である。「農林61号」と比較して,稈長が短いこと,千粒重が小さいこと,アミロース含量が少ないこと,粉の白さが低いこと等で,「関東107号」と比較して,千粒重が小さいこと,アミロース含量が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に農業生物資源研究所放射線育種場において,「関東107号」の種子にエチルメタンスルフォネートによる突然変異誘発処理を行った後,農業研究センターのほ場(茨城県つくば市)に播種,平成元年に変異第3代でアミロース含量に着目した系統を選抜して育成された固定品種であり,2年に「谷系A6099」の名称を付し,3年以降特性調査等の試験を行い,6年にその特性を確認して育成を完了したものである。6年は変異第7代である。 |
- 小麦中間母本農7号のページへのリンク