尾瀬の大将【オゼノタイショウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10697号 |
登録年月日 | 2002年 9月 30日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 尾瀬の大将 よみ:オゼノタイショウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 大宅宗吉 | |
品種登録者の住所 | 福島県南会津郡伊南村大字白沢字居平237番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大宅宗吉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ササリンドウの選抜系統の実生から育成されたものであり、花は内面上部が濃紫青色、内面中部が浅灰青色、外面が鮮青紫色で、切花向きの晩生種である。植物体の形状は直立性、草丈は90~119㎝である。茎の直径は5.0~7.9㎜、横断面の形状は4稜形、上部の色は淡緑、着色程度は中、下部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1~4、2節以上の側枝発生数は1~6、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は5.0~6.9㎝、葉幅は3.0~3.9㎝、葉身の形状は心臓形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は5~8、茎当たりの総花数は30~49である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0~4.9㎝、直径は2.0㎝以上、先端の直径は4.0㎝以上、転回は外反転、花冠内面上部の色は濃紫青(JHS カラーチャート7606)、内面中部の色は浅灰青(同7012)、外面の色は鮮青紫(同8005)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は多、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは12~13㎜、幅は12㎜以上、形状はⅣ型である。がくの裂片数は6、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は漏斗状である。開花期は晩で、育成地(福島県南会津郡伊南村)では10月上旬である。会津在来のササリンドウと比較して、葉身の形状が心臓形であること、花冠が短く、太いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に育成者のほ場(福島県南会津郡伊南村)において、ササリンドウの選抜系統の実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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