小林39【コバヤシ39】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8450号 |
登録年月日 | 2000年 11月 7日 | |
農林水産植物の種類 | キウイフルーツ | |
登録品種の名称及びその読み | 小林39 よみ:コバヤシ39 |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 11月 8日 | |
品種登録者の名称 | 小林利夫 | |
品種登録者の住所 | 静岡県庵原郡富士川町南松野1238番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小林利夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「紅心(江西79-1)」の自然交雑実生から育成されたものであり,果形が短台形,果実の大きさがやや大の育成地(静岡県庵原郡富士川町)では10月中旬に成熟する品種である。雌雄の別は雌,樹の大きさは大,樹勢は強である。新梢の葉腋のアントシアン着色は弱,毛じの密度は粗,熟梢の太さは太,色は赤褐色,皮目の多少は少である。若葉葉身の形は心臓形,先端の形は尖,基部の形は重なる,表面のアントシアン着色は強である。成葉の大きさ及び葉形指数は小,表面の凸凹の状態はやや強,表面の緑色の濃さは中,表面主脈上の毛じの密度は粗,葉柄比率は中,葉柄のアントシアン着色は弱,毛じの密度はかなり粗である。側花の数は少,花の大きさは小,花弁の長さは短,形は中,基部のくびれはくびれない,外周の縮れはやや縮れる,彎曲はカップ状,重なり具合は重なる,多弁花の多少は少である。花弁の色は乳白色,花柱の姿勢は斜立,子房の形は球形,子房切断面のアントシアン着色は無である。果形は短台形,最大横径部分は果頂部,扁平率は中,果頂部の形は凹,果実の大きさはやや大,果皮の色は褐色,果実表面の毛じの密度は無~極粗,長さは短,硬さは軟,果梗の長さは短,太さは細,相対果梗長は小である。種子外側の果肉色はその他(緑白),周辺の果肉色は透明,果心の形は楕円形,色は黄白色,甘味及び酸味は中,香気は有,子室数は多である。開花期は中,成熟期は中で育成地においては10月中旬,追熟の必要性は有である。「紅心(江西79-1)」と比較して,熟梢が太いこと,成葉葉柄の毛じの密度が粗いこと,最大横径部分が果頂部であること等で,「金豊」と比較して,果形が短台形であること,果頂部の形が凹であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に育成者のほ場(静岡県庵原郡富士川町)において,「紅心(江西79-1)」の自然交雑種子をは種,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「小林39号」であった。 |
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