対応ドライブ
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1996年にはDVDが製品化されたが、CD-R/RWドライブとDVD-ROMドライブは別個に普及を進めてきた関係で、初期のDVDプレーヤーやDVD-ROMドライブはCD-Rの再生に非対応だった。 1996年の「オレンジブック パートⅢ」の規定によって1997年にCD-RWが商品化されたが、これ以降はCD-R/RW両対応製品が多くなった。さらに開発競争によって、読み込み/書き込み速度の高速化も進んだ。 1998年には音楽専用のCD-R/RWレコーダーが発売された。データ用のCD-R/RWは使用できず、私的録音補償金が上乗せされた音楽専用メディアを使う必要がある。一般向けにはミニディスクほど普及しなかったが、アナログレコードのデジタル化やデジタル放送の録音等、DATデッキの代わりとして使用されることも多い。近年では低価格化も進みプロ及びオーディオ愛好家向けに生産されている。またCD-Rを使った音楽CDの私的複製やオリジナルのコンピレーションCDの作成などが一般的になると、レーベル面にインクジェットプリンタで印刷ができるプリンタブルメディアの需要が高まった。家庭用インクジェットプリンタの多くはCD-Rのレーベル面印刷に対応している。 「CDレコーダー」も参照 2000年にDVD-ROM読み込みとCD-R/RW書き込みに対応した、いわゆるコンボドライブが登場し、これ以降はコンボドライブが主流になっていった。さらに、2002年以降からDVD系メディア等の書き込みにも対応したスーパーマルチドライブやハイパーマルチドライブが登場した。 2000年代半ばになると、複数の記録型DVD規格に対応したDVDマルチドライブが一般的になった。これらの製品は、ほぼ例外なくCD-R/RWの書き込みにも対応している。DVDの次世代メディアであるBlu-ray Disc・HD DVDドライブも同様である。
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