宿命 (小説)
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宿命 | ||
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著者 | 東野圭吾 | |
イラスト | 熊谷博人 | |
装幀 | 辰巳四郎 | |
発行日 | 1990年5月 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | ミステリ、推理小説 | |
国 | ![]() |
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言語 | 日本語 | |
形態 | 新書判 | |
ページ数 | 293 | |
公式サイト | www.kodansha.co.jp | |
コード | ISBN 978-4-06-181487-5 | |
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『宿命』(しゅくめい)は、東野圭吾が1990年に発表したミステリー小説。単行本は講談社ノベルスから1990年5月に刊行され[1]、1993年7月に講談社文庫版が刊行された[2]。
あらすじ
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。
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高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった和倉勇作は、その後、警察官となった。その勇作が担当となった殺人事件の容疑者として現われたのは、なんと学生時代のライバルの瓜生晃彦で、勇作の初恋の女性の夫となっていた。
登場人物
- 瓜生晃彦(うりゅう あきひこ)
- 統和医科大学の医師。瓜生家の長男
- 和倉勇作(わくら ゆうすけ)
- 島津署刑事・巡査部長。晃彦の小中高の同級生でライバル
- 瓜生美佐子(うりゅう みさこ)
- 晃彦の妻。勇作の初恋の女性
- 日野早苗(ひの さなえ)
- レンガ病院の患者。転落死した
- 瓜生直明(うりゅう なおあき)
- 晃彦の父。UR電産社長。病死
- 瓜生亜耶子(うりゅう あやこ)
- 直明の後妻。明彦の継母
- 瓜生弘昌(うりゅう ひろまさ)
- 晃彦の母親違いの弟
- 瓜生園子(うりゅう そのこ)
- 晃彦の母親違いの妹
- 内田澄江(うちだ すみえ)
- 瓜生家の家政婦
- 須貝正清(すがい まさひこ)
- UR電産新社長。瓜生家の遠縁
- 松村顕治(まつもら けんじ)
- UR電産常務。瓜生派
- 江島壮介(えじま そうすけ)
- 美佐子の父。元UR電産勤務
- 織田(おだ)
- 県警刑事部捜査一課・警部補。捜査で勇作と組む
刊行書誌
- 単行本:1990年5月30日発売[1]、講談社ノベルス 、 ISBN 978-4-06-181487-5
- 文庫本:1993年7月6日発売[2]、講談社文庫、 ISBN 978-4-06-185444-4
テレビドラマ
概要
2004年12月26日に、WOWOWの『ドラマW』枠で放送された。
キャスト
- 瓜生晃彦:藤木直人
- 和倉勇作:柏原崇
- 瓜生美佐子:本上まなみ
- 日野早苗:飯島直子
- 須貝正清:矢島健一
- 瓜生園子:水川あさみ
- 内田澄江:手塚理美
- 瓜生亜耶子:筒井真理子
- 瓜生直明:品川徹
- 江島壮介:大出俊
- 諏訪湖署の西方警部補:東幹久
- 松村顕治:中村嘉葎雄
スタッフ
脚注
出典
- ^ a b “『宿命』(東野 圭吾、熊谷 博人、辰巳 四郎):講談社ノベルズ”. KODANSHA. 講談社. 2025年1月16日閲覧。
- ^ a b “『宿命』(東野 圭吾):講談社文庫”. KODANSHA. 講談社. 2025年1月16日閲覧。
外部リンク
「宿命 (小説)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は宿命論的な人生観を持っている。
- しかし、天才であるが故に一般ピーポーから理解され難いというのは宿命とも言えるわ。
- このことは、人間共通の宿命とさえいえる素因であって、なにも、ドイツ人に限ったことではない。
- 仲間外れになるのが私の宿命みたいだ。
- 洪水はかつてはこの地方には宿命であった。
- 宿命的に決められた人生行路.
- きたるべき[宿命の]時がきた.
- 死はすべてこの世の生あるものの宿命である.
- この列車で私たちは宿命的な出会いをしたのです.
- 宿命論
- 宿命論者
- 東洋人は宿命論者が多い
- 宿命の、または、宿命に関する
- 神の慈悲(特にカルバン主義者によって考えられるように)の対象としての一部の個人の宿命
- 宿命または運命の3匹のローマの女神のいずれか
- 宿命
- 低開発宿命論という世界経済理論
- 宿命として定まっているようであるさま
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