ブルータスの心臓-完全犯罪殺人リレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/12 03:52 UTC 版)
ブルータスの心臓 | ||
---|---|---|
著者 | 東野圭吾 | |
発行日 | 1993年8月20日 | |
発行元 | 光文社 | |
ジャンル | ミステリー、推理小説 | |
国 |
![]() | |
言語 | 日本語 | |
形態 | ノベルズ | |
ページ数 | 264 | |
コード | ISBN 4-334-02839-X | |
|
『ブルータスの心臓-完全犯罪殺人リレー』(ブルータスのしんぞう かんぜんはんざいさつじんリレー)は、東野圭吾の推理小説。単行本は光文社カッパ・ノベルスから1989年に刊行され、1993年に光文社文庫版が刊行された。2009年9月に新装版が刊行された[1]。
キャッチコピーは、「約束された未来のため、男は殺人へと走る!」
2011年6月17日に藤原竜也主演でテレビドラマが放送された。
あらすじ
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発に携わる末永拓也が窮地に陥った。妊娠した愛人、雨宮康子が、掻爬を拒んだためである。 上昇志向の強い拓也は、オーナーの女婿になりたいと言う目論見を持っていた。事態の露見は、野望の頓挫を意味する。 そんな中、打開策を見出せない状態に焦りを覚えていた拓也に、意外な提案を持ち掛ける者が現れた。共同作業で康子を殺害しようと言うのである。男達の、完全犯罪殺人リレーがスタートした。
登場人物
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
- 末永拓也
- 産業機器メーカーMM重工勤務。職務は人工知能ロボットの研究開発。殺人リレー計画参加者
- 雨宮康子
- 拓也の愛人。MM重工役員室勤務
- 仁科直樹
- 拓也の上司・MM重工開発企画室長・専務の息子。殺人リレー計画の発起人
- 橋本敦司
- 拓也の同僚。殺人リレー計画参加者
- 仁科敏樹
- MM重工専務。直樹の父
- 宗方伸一
- MM重工航空機事業部研究主任。敏樹の長女の夫
- 中森弓絵
- MM重工開発企画室勤務
- 酒井悟郎
- MM重工工場作業員。弓絵の幼馴染
- 高島勇二
- 弓絵の婚約者。1年前に死亡
- 佐山総一
- 警視庁捜査一課刑事
書籍情報
- 単行本:『ブルータスの心臓』、1989年10月、カッパ・ノベルス、ISBN 4-334-02839-X
- 文庫本:『ブルータスの心臓-完全犯罪殺人リレー』、1993年8月、光文社文庫、ISBN 4-334-71739-X
- 文庫新装版:『ブルータスの心臓』、2020年9月20日[1]、光文社文庫、ISBN 978-4-334-79085-1
テレビドラマ
2011年6月17日、フジテレビジョン系列の「金曜プレステージ」において、「東野圭吾3週連続スペシャル」の第2弾として放映された。視聴率16.1%。
キャスト
- 末永拓也:藤原竜也
- 雨宮康子(拓也の愛人):内山理名
- 仁科敏樹(MM重工業社長):風間杜夫
- 宗方伸一(MM重工業航空機開発部・敏樹の長女の夫):鶴見辰吾
- 仁科直樹:袴田吉彦
- 仁科星子(敏樹の次女・拓也の玉の輿のターゲット):芦名星
- 中森弓絵(MM重工業開発企画室):加藤あい
- 橋本敦司:大倉孝二
- 佐山総一(警視庁捜査1課刑事):近藤芳正
- 酒井悟郎(MM重工業工場実験部作業員・弓絵の幼馴染):高橋努
- 新堂(警視庁捜査1課刑事):音尾琢真
- 高島勇二(弓絵の婚約者・2年前に死亡):忍成修吾
- 河田(タクシー運転手):佐藤正宏
- 課長:杉崎真宏
- 拓也の亡き父:岡本光太郎
- 田所:佐野泰臣
- 君沢ユウキ
- 拓也の亡き母:後藤祐里
- その他:気谷ゆみか、明石香織、坂木彩夏、市川孝樹、有浦奈津子、小川智弘、大内田真也、鶴森久大、三根由美子、小山颯、菰淵賢
スタッフ
- 脚本:ひかわかよ
- 演出:入江悠
- 技術協力:バスク
- 美術協力:フジアール
- 殺陣:大道寺俊典
- 企画統括:立松嗣章
- チーフプロデューサー:小池秀樹
- 企画:鹿内植
- プロデュース:森川真行
- 製作協力:ファインエンターテイメント
- 製作著作:フジテレビジョン
脚注
出典
- ^ a b “ブルータスの心臓 東野圭吾|光文社文庫”. 光文社. 2025年1月29日閲覧。
固有名詞の分類
- ブルータスの心臓-完全犯罪殺人リレーのページへのリンク