宥和神アーメス教団
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「ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち」の記事における「宥和神アーメス教団」の解説
“宥和の神”アーメスは、アイヤール一帯でかつて信仰されていた小神で、他者とのコミュニケーションや繋がりを大切にし、自己と他人の区別からの解放を謳っている。良い面で見れば自分と周囲の人々を大切にするが、悪い面で見れば他者から財産を奪うことも厭わないとされている。現在、フェイダン地方一帯に信者を増やしつつ暗躍している。 もともとは魔道機文明時代、現在の《白峰領》の地底湖に押し込められた蛮族たちのコミュニティを成立させるため、インキュバスが神の位に上ったものである。 アレン アーメス教団の指導者のインキュバス。小神となったアーメスが地上に残した分体だが、その個性はアーメス神本体とは異なり、閉鎖的共同体のひとつになった者たちを見て悦に入るような性格である。かつてパジャリガーに穢れを奪われて魂が変質したため神の力を行使できなくなり、敗退した。その後、往時の力を取り戻すべく暗躍していた。 初登場の際、ジークたちを欺くためとは言え、麦藁帽子に首巻きタオル、作業つなぎという庭師の出で立ちだったため、「もっと威厳のある服装をしろよ」とつっこまれた(屋敷に潜入するのに執事の服装をしなかったのは、余計に怪しまれるため)。 11巻では、信者の魂を封じ込めた〈呼応石もどき〉でアンデッドと魔道機械を大量に操り、かつての神殿があったフーギの街に差し向ける一方で、略取したルーの肉体を乗っ取って神の力を取り戻そうとした。最終決戦でぞんざい勇者団のうち、メッシュとソラの2人を死に追いやったが、ジークに討ち取られてついに消滅。アーメス神本体も再び眠りに着いた。 シフェナ かつて、イスミーシャとパーティーを組んで冒険していたルーンフォーク。ウサギの耳に似たパーツが特徴で、イスミーシャから(一方的に)好意を寄せられている。彼女の主人は同じパーティーメンバーのドワーフ。パーティーが壊滅した時に彼女だけが蘇生させられたらしい。その後、残りの仲間を蘇生させ、彼らの“穢れ”を祓う方法を探して行動し、アーメス教団のメンバーとなっている。イスミーシャ曰く「思い込んだら一直線に突っ走る」性格とのこと。 10巻で捕縛されたが、イスミーが当たり障りのない対応をしようとしたため、見捨てられたと思っていた彼女の寂しさに触れることができず、和解には至らなかった。アレン討伐後、仲間の魂がすでに正常な輪廻の流れに乗っていたことを知らされて涙に暮れ、優しくしてくれたニゲラに仕えることを望みながら裁きを待つ。 『リターンズ』において、イスミーとニゲラの陳情により死刑の後蘇生することで1年間の記憶を抹消した後、運び屋を始めたニゲラに雇用された。蘇生後はニゲラに対しては人なつっこい性格となっていて、彼女が運んだ荷物がぞんざい勇者団を動かすこととなる。『リターンズ』4巻で人質にされたが無事に救出された。
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