宗教改革と古典語教育とは? わかりやすく解説

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宗教改革と古典語教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 20:47 UTC 版)

ヨハネウム学院」の記事における「宗教改革と古典語教育」の解説

ブーゲンハーゲンは、宗教改革行ったマルティン・ルター(1483-1546)の右腕とも言える存在で、ヴィッテンベルクからルター教えドイツ北部北欧広めた人物である。ルターラテン語読めドイツ語かわからない民衆のためにドイツ語訳聖書作ったが、それはもっぱらドイツ南部使われている高地ドイツ語則って書かれていて、ドイツ北部使われている低地ドイツ語地域では必ずしもじゅうぶんに意味が通じるものではなかった。ブーゲンハーゲンルター聖書をさらに低地ドイツ語翻訳しドイツ北部からバルト海沿岸北欧へと伝導していったのである。 彼らはまた北ドイツ各地領邦諸国自由都市学校改革取り組んだ。その中心となったのが「ギムナジウム」(Gymnasium)と称する中等教育機関設立である。中世以来諸国大学高等教育機関)では、哲学神学修めるための準備段階として、ヘブライ語ギリシア語ラテン語の3古典語数学といった、基礎的素養習得する期間を設けていた。ギムナジウムはそうした準備教育引き受け機関として創設され大学準備教育から解放されることになった学者育てるための学校という目的のため、「ギムナジウム」は「学者学校」の訳語当てられる場合もある。これに対して学校卒業後社会にでる者を養成することを目的とする学校を「Realschule(リアルシューレ、実科学校)」という。 なお、現代教育体系では「ギムナジウム」は中等教育機関位置づけられているが、当時は、大学への準備教育として古典語教育を行うという趣旨学校あちこち設立されるにあたって、名称は領邦ごとにまちまちだった。「ギムナジウム」以外に用いられ名称としては、「Fürstenschule(フュルステンシューレ、王侯学校)」、「Landesschule(ランドシューレ、領邦学校)」、「Pedagogium(ペダゴギウム)」などがあり、総称として「Gelehrtenschule(ゲレールテンシューレ学者学校古典語学校教養学校)」とも言う。ヨハネウム学院ギムナジウムとして設立されたものであるが、名称は「Gelehrtenschule des Johanneums」と「ゲレールテンシューレ」を称している。

※この「宗教改革と古典語教育」の解説は、「ヨハネウム学院」の解説の一部です。
「宗教改革と古典語教育」を含む「ヨハネウム学院」の記事については、「ヨハネウム学院」の概要を参照ください。

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