ヨハネウム学院とは? わかりやすく解説

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ヨハネウム学院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 20:47 UTC 版)

ヨハネウム学院 (Gelehrtenschule des Johanneums) は、ドイツのハンブルクにある学校。ハンブルクで最も伝統のある学校で、創立は1529年[1]。ラテン語とギリシャ語を教える学校である[2]


注釈

  1. ^ ルターがドイツ語で聖書を書いたとはいえ、16世紀にはまだ大学ではラテン語が用いられていた。トマジウスが大学でドイツ語での授業を目論んで追放されたのは17世紀の終わりであり、大学でドイツ語が一般的になるのは、ヨハネウム学院設立からまだ数百年先のことである。
  2. ^ フュルステンシューレは、フュルストが設立した学校の意味で、「王侯立学校」などと訳されることもある。フュルストは一般的には「公・公爵」または「侯・侯爵」と訳されるが、広い意味では王、伯爵、大司教などの諸侯の総称として用いられることもある。詳しくはフュルストおよび公#ドイツ諸侯参照。
  3. ^ Pedagogyは教員のこと。
  4. ^ このとき、旧教の修道院がいくつか閉鎖されたり、財産を没収されたりした。彼らは神聖ローマ皇帝へ訴え出て、皇帝は市に旧教教会から取り上げた資産を返還するよう命じたが市は従わず、プロテスタント諸侯とシュマルカルデン同盟を構成し、やがてシュマルカルデン戦争に発展する。最終的に結ばれたアウクスブルクの和議の結果、プロテスタント側の処置が確定することになった。
  5. ^ 正確には「12マティール」。当時、1マティールで4ペニッヒ銅貨(de:Pfennig)に相当し、12ペニッヒで1グロシュ銀貨(de:Groschen)に相当した[5]。「ペニッヒ」は英語の「ペニー」に相当。
  6. ^ 1学級が現代の1学年に相当し、学級があがると授業はより高度になっていく。

出典

  1. ^ a b c ヨハネウム学院公式サイト,Die Geschichte des Johanneums,2017年1月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e ヨハネウム学院公式サイト,AUF DEN SPUREN VON HAMBURGS ÄLTESTER SCHULE,2016年11月1日閲覧。
  3. ^ a b c ヴァイマー、シェーラー『ドイツ教育史』p46-51p46-51
  4. ^ a b c 『啓蒙の都市周遊』p89-110
  5. ^ a b c d e f g 『世界教育史大系11 ドイツ教育史I』p86-89
  6. ^ a b c 『世界教育史大系11 ドイツ教育史I』p89-92
  7. ^ ヴァイマー、シェーラー『ドイツ教育史』p101
  8. ^ 『ドイツ・ギムナジウム200年史:エリート養成の社会史』p2-11
  9. ^ a b 『ドイツ都市宗教改革の比較史的考察―リューベックとハンブルクを中心として―』p37-41
  10. ^ a b 『ドイツ都市宗教改革の比較史的考察―リューベックとハンブルクを中心として―』p59-71
  11. ^ a b c ヨハネウム学院公式サイト,EIN NEUBAU FÜR DAS JOHANNEUM,2016年11月1日閲覧。
  12. ^ ハンブルク市文化遺産リスト(2010年版)Denkmalliste der Freien und Hansestadt Hamburg (PDF) ,459番および591番,2016年11月1日閲覧。
  13. ^ 岩波文庫『地底旅行』p449
  14. ^ ヨハネウム学院公式サイト,Rectores Johannei,2017年1月1日閲覧。


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