安パイとは? わかりやすく解説

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あんぱい

別表記:安パイ、安牌

「あんぱい」とは、安全なさま、危険が少ないさま、当たり障りがないさま、などの意味用いられる表現である。漢字では「安牌と書く。麻雀用語の「安全牌(あんぜんパイ)」を略した語である。

「あんぱい」とは・「あんぱい」の意味

「あんぱい(安牌)」の本来の意味は、麻雀において「捨てて他家ロンアガられることのない牌」のことである。つまり、安全に捨てられる牌、アガられる危険の少ない牌、当たり障りなく扱える牌のことである。

この麻雀用語転じて安全な・危険の少ない・当たり障りない」さまを指す表現として一般に定着したわけである。

ちなみに麻雀の用語を語源とする一般的な表現としては、「あんぱい」の他にも、「メンツ集まった人員顔ぶれ)」「テンパる余裕がなくいっぱいいっぱい状況)」「連チャン(同じ事が連続すること)」なども挙げられる

「あんぱい」の使い方

「あんぱい」という表現使い方としては、たとえば勝負事において「まず負けない余裕持って勝てる)相手」や「大勝期待できないにしても負け確率少な賭け」を指す言い方として使える

その他に日常のさまざなま場面であんぱいという表現用いられており、ビジネスにおいては難しく大きな取引よりも小さいが確実な取引選択することや当たり障りのない企画立てることなどを意味するお笑い誰でもウケることのできるような安全な笑い取り方を「あんぱいな笑い」と表すことがあり、その傾向にある芸人当たり障りのないネタで常にある程度ウケているが大ウケすることは少ないとされる深く切り込みすぎない時事ネタ方言ネタなどは手堅いとされ、関西弁だけでなく標準語とは大きく異な沖縄方言東北訛り使用されることも多い。

「あんぱい」の熟語・言い回し

あんぱいをとるとは

「あんぱいをとる」とは、リスクを伴うが大き利益得られるよりも、得られるものは少ないがリスク少ない方を選ぶことを意味する。より安全な方を選ぶことは賢い選択といえるが、時に当たり障りがなくつまらないと捉えられることもある。また、あくまでリスク少ない方を選んだとしても確実とはいえないため、必ずしも良い結果得られるとは限らない

「あんぱい」の使い方・例文

「あんぱい」は、安全で危険の少な選択方法、または当たり障りのないことを表現する際に以下のように使用される

今はまだお金余裕があるわけではないので、あんぱいな購入しよう
・この仕事上手くいかない周りにも迷惑がかかるからあんぱいな策をとろう。
似たような服装の人も多いしこの上着との組み合わせならあんぱいだろう。
模試A判定だったからあの学校はあんぱいだ。
目立ちたくないからあんぱいなコメントをしておこう。
・あのバッター今日調子良くなさそうだからあんぱいだ。
・あんぱいなデザインばかりでこれだと思うものがない
・あんぱいな選択ばかりをする度胸のないやつだと言われてしまった。
人気ナンバー1のメニューだからあんぱいだと思って選んだのに、あまり美味しくなかった。
わかりやすいからとあんぱいな道を選んだら、混んでいてだいぶ時間かかってしまった。

あん‐パイ【安×牌】

読み方:あんぱい

安全牌」の略。



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