宇津帆一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:33 UTC 版)
宇津帆(うつぼ)※偽名 演 - 堤真一 本名は川平浩一。表向きは興信所の経営者(実写映画版では子供を支援するNPO団体の代表)だが、裏の顔は詐欺・脅迫・誘拐・殺人等、何でも行う闇の住人。作中では金持ちの親のすねをかじる過保護の若者を長年にわたって追跡し、成人してから大金を巻き上げて、失踪を装って殺害するビジネスを行っていた。貝沼もまた彼から目を付けられた若者の一人である。 かつて少女を食い物にする売春組織を経営していたころに組織の命を受けた明に狙われ、幹部と実弟を殺され、自身は何とか逃げおおせた過去を持つ。以来、自分を殺そうとした殺し屋を殺すため、準備を重ねていた。 佐藤兄妹の素性に気付き、国外逃亡の手筈を整えたうえで決戦を仕掛けるが敗北。土壇場で手榴弾を明たちに投げつけるが鈴木に射殺される。その手榴弾は故意に安全ピンが抜かれておらず、最後まで悪として死ぬという自身のこだわりを示し息絶えた。 井崎ツトム(いさき ツトム) 演 - 黒瀬純 宇津帆の部下。元真黒組組員で、黒塩の元兄弟分。都合が悪くなるとすぐ逃げ出す癖があり、3年前の真黒組の抗争の際は関係ない喧嘩騒ぎを起こし逮捕されたため参加しなかった。 町に戻って来た後に宇津帆から雇われて、情報収集などの仕事を行う。拉致した貝沼を山中で殺害しようとするが、目を離した隙に逃亡を図った彼は谷川へ転落して死亡。井崎がその死体を川岸に放置したため、死体は増水した川に流されて発見されることとなった。 最後は鈴木から「逃げ癖のある奴は後に目障りになる」という理由および口封じのために射殺される。 佐羽ヒナコ(さば ヒナコ) 演 - 平手友梨奈 宇津帆の部下で、彼の性欲発散役もさせられている。自身の両親を殺した相手に復讐するため、宇津帆が危険な人間と分かっていながら付き従っていた。4年前に家出をして川平(宇津帆の実弟)に拾われ、彼から売春を強要されそうになった際に明の仕事に巻き込まれて重傷を負い、以降は両足が不自由になり車イスで生活している。公園の鉄棒を使って立つ練習をしていた際に明と出会う。明からリハビリの助言を受けるうちに、明やミサキに親近感を持ち始め、貝沼がミサキを襲うことを察知した際には、彼女に警告の電話を掛けた。 宇津帆たちが佐藤兄妹に決戦を仕掛ける際、彼女の両親を殺した張本人が宇津帆だと気付き、彼を射殺しようとした。車イスから立ち上がった拍子に、仕掛けられていた対人地雷を誤って踏むが、明と鈴木によって救出される。
※この「宇津帆一派」の解説は、「ザ・ファブル」の解説の一部です。
「宇津帆一派」を含む「ザ・ファブル」の記事については、「ザ・ファブル」の概要を参照ください。
- 宇津帆一派のページへのリンク